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イケアが「IKEAカタログ」の発行を終了 今後はデジタルコンテンツなどで情報を発信

「時代の変化」にともなって終了するとしています。

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 イケアは、70年間に渡って発行されてきた冊子「IKEAカタログ」の制作を終了することを発表しました。今後は、デジタルを中心に新しいフォーマットを通じてホームファニッシングの情報を発信していくとしています。


これまでに発行された「IKEAカタログ」。ロゴや表紙のデザインも時代によって変化しています

 「IKEAカタログ」は、イケアの商品を豊富な写真を通して紹介するカタログ。商品だけでなく「商品がある空間」の提案が特徴的です。1951年にスタートした「IKEAカタログ」の最盛期は意外にも2016年で、32カ国語からなる69バージョンでのべ2億部ものカタログが配布されました。

 イケアは、「IKEAカタログ」を「長年に渡りイケアの象徴として愛される冊子となり、世界中の多くの人々にイケアを知っていただき、インスピレーションを届け続けた大切な存在」「イケアらしい最も象徴的な制作物の1つ」としつつも、近年は時代が変化していることを認識していたといいます。過去数年間では、カタログ配布についての新しい方法のテストを行っており、その結果「IKEAカタログ」の終了が決定したそうです。

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オンラインでは、過去の「IKEAカタログ」のデジタル版が見られます(IKEA公式サイトより)

 イケアは、現代の顧客が「家でのニーズや叶えたい夢について、既存および新しいエキサイティングなツールを使って情報収集している」とし、今後のメディアやデジタルコンテンツをあり方を検討していくとしています。

 また「IKEAカタログ」の終了に伴い、これまでの歴史を記念して、ホームファニッシングのインスピレーションと知識を詰め込んだ本が2021年秋に発行される予定です。

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