帰ってきた「私立探偵 濱マイク」、朗読劇が2021年上演へ(1/2 ページ)
俺の名前は濱マイク。困った時は、いつでもきなよ。
林海象監督による映画「私立探偵濱マイク」シリーズの第1作目「我が人生最悪の時」が、朗読劇で2021年に上演されることが分かりました。
1993年から1996年にかけて「我が人生最悪の時」「遥かな時代の階段を」「罠」のシリーズ三部作が上映。米作家のハードボイルド探偵小説「マイク・ハマー」シリーズをもじったような名の私立探偵・濱マイク(永瀬正敏)の正義感と人情味にあふれた探偵稼業を描いた作品で、2007年に解体された映画館・横浜日劇があった横浜・黄金町のどこか味のあるダークな雰囲気が作品によくマッチしていました。
「我が人生最悪の時」から28年目に当たる2021年に上演されるのは、同作の朗読劇。キャストは、濱マイク役の佐藤流司さんをはじめ、太田奈緒さん、秋山真太郎さん、植田圭輔さん、9人組ボーカルダンスユニット「SUPER★DRAGON」の志村玲於さん、ダンスロックバンド「DISH//」の矢部昌暉さん(志村さんと矢部さんはWキャスト)ら。
会場はヒューリックホール東京で、公演日程は2月17日~23日。チケット料金は全席指定で8500円、非売品グッズ付きが9900円となっています。
2002年には濱マイク以外の設定が一新されたテレビドラマも放送(林さんは原作としてのみの関与)。こちらは、当時としても既に異例だった16ミリフィルム撮影で製作され、エピソードごとに異なる監督や脚本家を起用したアンソロジー的な作品。「名前のない森」をはじめ、「時よとまれ、君は美しい」「1分間700円」「歌姫」など、各回の個性が光ったドラマで、中島美嘉さんや市川実和子さん、井川遥さんに阿部サダヲさん、松田美由紀さんらの演技もよく、EGO-WRAPPIN'による主題歌「くちばしにチェリー」と併せてファンをうならせるドラマでした。
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完全に当時の空気。
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