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ハチミツ二郎、“新型コロナ”で一時危篤だった 公表の裏には「サンド」伊達の思い

YouTubeでは入院中の様子などを語っています。

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 お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のハチミツ二郎さんが1月21日にTwitterと、相方の松田大輔さんと運営しているYouTube「東京ダイナマイト公式チャンネル」を更新。2020年12月にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)で意識不明となり、1カ月もの間入院していたことを公表しました。


相方の松田大輔さんとハチミツ二郎さん(画像はYouTubeから)

 「新型コロナウイルス陽性となり、重症化、危篤状態になっていました」「ICUで8日間眠り続け、1ヶ月入院」と当時の病状を明かし、現在は回復して仕事に復帰していると報告した二郎さん。同日に投稿した動画では、意識不明の状態が続いたためCOVID-19であることを公表していなかったと明かし、発熱し入院してから退院するまでの経緯を語っています。

 二郎さんによると、外出自粛を徹底し、うがいや手洗いを行い、早寝早起きを心掛けるなど健康にも気を遣っていたものの、2020年12月14日の夜に発熱。39度を超える高熱と体内の酸素濃度低下が見られ、既往歴からも新型コロナウイルスの感染リスクが高かったこともあり、救急車で病院に搬送され入院となりました。到着した時点で既に危険な状態だったそうで、人工呼吸器を装着され眠りに落ちると、そこから8日間も意識不明の状態に。その後、27日には感染させるリスクがない状態までウイルス量が減ったものの、退院後にもともと通院していた病院へ通う予定があり、体内のウイルス量がゼロにならないと退院できなかったことから、そのまま1カ月間も入院することになりました。

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 入院中、病院内はまるで戦時中のようだったと振り返った二郎さん。意識が戻った当初は立ち上がることができず、左手が全く動かなかったこともあり、リハビリを受けることに。その際、毎日COVID-19の患者しかいないフロアに訪れていたリハビリの先生の苦労をねぎらい感謝の気持ちを伝えると、「ぜひそれ(現場の苦労)を二郎さんの声で若い人に伝えてほしい。そして僕に言ってくれたその言葉を聞けば、全国のリハビリの人たちの励みにもなりますし」といわれたことも明かしていました。


病室に貼られていた「COVID-19病棟」の貼り紙(画像はYouTubeから)

 動画の終盤には、二郎さんの入院後に二郎さんやその家族を精神的に支えた「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんに電話で感謝を伝える一幕も。そこで二郎さんは、伊達さんからCOVID-19だったことを公表した方がいいといわれたと告白。伊達さんは、現在の病院や医療従事者たちのリアルな現状を、死の淵から復活した経験を持つ二郎さんの説得力ある言葉で伝えた方が良いと判断し、公表を提案したと真意を伝えていました。


伊達さんに電話する二郎さん(画像はYouTubeから)

 最後に二郎さんは、緩やかに医療崩壊へ向かっている現場の現状や問題点を指摘しながら、「自宅で亡くなるというニュースを見るたびに、俺は元気になってるのに出れなくて変わってあげたいと思ってるのに」と、なかなか退院できなかった期間のもどかしい思いを吐露。また、この問題に直面したことで「コロナの患者に10万でも20万でも出して、濃厚接触者で2週間動けなかった人にも10万とか出してっていう保証もしてあげないと、仕事クビになるかもと思って軽症者が黙ってるっていうケースが出てくるかもしれない」と今後起こりうる事態への危惧も伝えていました。

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