「しゃべるニキビ」ができたけど普通に生活 メンタル最強女性に取り憑いちゃった「人面瘡」がかわいい漫画(1/6 ページ)
化け物には化け物をぶつけるんだよ。
人間の身体にできた腫物が人の顔となり、独立した意思をもってしゃべる、物を飲み食いするという怪異「人面瘡」。古い文芸作品の数々に怪談話、因果話として取り上げられているのですが、近年の創作作品の影響が強いのでしょう、現在では「人間の業が引き起こす怪異」と扱われることがほとんどです。
今回ご紹介する作品は、顔に人面瘡ができてしまった女性のお話なのですが……なんと彼女、あまりのメンタルの強さから、そのまま普通に生活を続けてしまいます。人面瘡が次第にかわいく見えてくるほどの宿主のパワーにご注目ください。
朝起きたら、顔に人面瘡ができていました――。自身の顔に取り憑く「怪異」を見たトモエさんは口走ります、「こんなん……どうメイクしろっつーんだよ!?」と。そうです、このトモエさん、あまりにもメンタルが強すぎる女性なのでした。
トモエさんのメンタルの強さは大したもので、ひとしきりイライラを吐き出したところで冷静に原因を考え、人面瘡がしゃべろうとすれば「キモッ」とクシでひと刺し、ひとまず病院でなんとかならないかと問い合わせるなど……。人を責め悩ませる怪異側の人面瘡が、逆におびえてしまうほどのものでした。
できてしまったものは仕方ないと、仕事へ向かう準備をするトモエさん。顔の人面瘡をなんとか隠そうとするのですが、なかなかしっくり来ません。いろいろと試すうちに、だんだんと面倒くさくなってきてしまいました。
結局トモエさんは「できちゃったんだからしょうがないだろ」と言わんばかりに、人面瘡を隠すこともせず出勤するのですが……。あまりにもメンタルの強すぎるトモエさんと、どうにもかわいく見えてくる人面瘡の奇妙な共生生活。人面瘡を見た周りの反応、それを受けてのトモエさんなどなど、続きは漫画の本編にてお楽しみください。
作者は漫画家の寺田亜太朗(@t_atarou)さん。マンガアサイト「コミクリ!」にて『猫を拾った話。』が連載中で、2020年3月23日に単行本1巻が発売されています。
(たけしな竜美)
作品提供:寺田亜太朗(@t_atarou)さん
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