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小淵沢駅「松茸弁当」(1150円)~「あずさ」の歴史は師走に動く!?(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは小淵沢駅「松茸弁当」(1150円)です。

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小淵沢駅「松茸弁当」(1150円)

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年12月21日)


E353系電車・特急「あずさ」、中央本線・茅野~青柳間

まもなく登場から丸3年を迎える「あずさ」「かいじ」のE353系電車。

181系電車による「あずさ」の誕生が、昭和41(1966)年12月12日。

189系電車投入が昭和50(1975)年、「グレードアップあずさ」の登場は昭和62(1987)年、E351系電車のデビューは平成5(1993)年、E257系電車のデビューは平成13(2001)年、そしてE353系電車は平成29(2017)年、これらは全て「12月」の出来事なんですね。

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松茸弁当

登場時同様、いまは全車指定席となって、“特別急行列車”らしくなった「あずさ」。

食材で“特別感”あふれるものと言えば、信州も産地として知られる「松茸」ですね。

小淵沢を拠点に甲信エリアの駅弁を手掛ける「丸政」では、例年秋に松茸の季節駅弁を販売していますが、今季はシンプルな「松茸弁当」(1150円)でした。

2段のお重に昔ながらの松茸が描かれた掛け紙が掛けられ、紐で結ばれていますね。


松茸弁当

【おしながき】

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  • 松茸ご飯 銀杏
  • 鰆の西京焼き
  • 玉子焼き
  • ホタテ風味フライ
  • とり天
  • つくねの照り焼き
  • 煮物(人参、椎茸、山菜)
  • れんこん金平
  • 桜漬け
  • 巨峰寒天餅

松茸弁当

掛け紙を外してふたを開ければ、フワッと季節の香り。

松茸ご飯はもちろん、焼き魚、鶏肉をメインに山梨らしいデザートまで、種類がたっぷりのおかずと、彩り豊かな盛り付けが楽しい気分にさせてくれます。

二段重ですが量も程よく、女性の方でも心地よい食べ応えだったのではないでしょうか。

今回は、師走に入ってからの小淵沢訪問でしたが、何とか松茸に間に合いました。


E353系電車・特急「あずさ」、中央本線・岡谷~下諏訪間

年末の特急列車に新車が登場するということは、その年末のふるさとへの帰省は、いつもの年とは違った“新車の香り”たっぷりの旅を楽しんだ方も多いということ。

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この年末年始は、例年通りとはいかないかも知れませんが、“浅い春”が感じられる時期になったら、信濃路へ足を運びたいもの。

ひとりか、よく知っているふたりくらいで、静かに春を見つけに行きたいですね。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

※新型コロナウイルス感染症、Go To事業、運行状況に関する最新情報は、厚生労働省、内閣官房、首相官邸、国土交通省・観光庁のWebサイトなど公的機関で発表されている情報、鉄道事業者各社の情報も併せてご確認ください

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