猫ちゃんの病気早期発見につながる! スキンシップをしながら行う「ボディーチェック」の方法:ペット手帳
触るだけじゃもったいない!
ネコちゃんとのスキンシップは、飼い主さんにとって至福の時間です。触れ合っているだけでとても癒やされますよね。
でも、ただ触るだけじゃもったいないってご存じでしたか? 今回はスキンシップから一歩進んだ、病気の早期発見にもつながる「ボディーチェック」についてご紹介します。
ボディーチェックってどんなもの?
ボディーチェックとは、飼い主さんが日常的にネコちゃんを触ったり観察したりして、体に変化がないか確認することです。普段のスキンシップでは見逃してしまうような病気や体調不良を見つける手助けとなります。これを機に、ぜひボディーチェックを日課にしてみてくださいね。
ボディーチェックをするメリットは?
ボディーチェックをおすすめしたい一番の理由は、なんといっても病気の早期発見ができるということ。毎日やっているからこそ、ネコちゃんの体の小さな変化に気付けますし、これはいつも側に居られる飼い主さんだからできることです。
また、毎日のボディーチェックで体を触られることに慣らしておくと、病院を受診する際にも役立ちますよ。病院での触診が苦手なネコちゃんは多いと思いますが、「体を触られても平気」と覚えてくれると、受診時の負担を減らすことができます。
ボディーチェックのやり方が知りたい!
基本的には普段のスキンシップの延長です。リラックスした状態で、優しく声をかけながら触っていくのがおすすめですよ。
チェック項目を用意しましたので、ぜひそちらを参考にすすめてみてくださいね。ポイントは、なんとなく見たりなでたりするのではなく、いつもと違うところや違和感を探し出すようなイメージで行うことです。
もし嫌がる様子がある場合は、いきなりたくさん触らずに、スモールステップで徐々に慣らしていってください。まずは嫌がりにくい部分からスタートしたり、大好きなおやつを用意したりして、ボディーチェックをネコちゃんの楽しい時間にしてあげたいですね。
チェック項目はこちら!
それではチェック項目を見ていきましょう。最初は多いと感じるかもしれませんが、慣れてしまえばあっという間に終わりますよ。いきなり全部は難しいという場合は、できそうな部分から少しずつ始めてももちろんOKです!
体全体
- しこりやできものがないか
- ケガや触って痛がったり痒がったりする部分はないか
皮膚
- 赤みやただれ、色素沈着がないか
- フケが出ていないか
- 脱毛している部分はないか
耳
- ベタつきや汚れがないか
- いやな臭いがしていないか
- 赤くなったり腫れている部分はないか
- 耳垢がたくさん出ていないか
目
- 黄色や緑の目ヤニが出ていないか
- 黒目が白濁していないか
- 白目が充血したり黄ばんだりしていないか
鼻
- 鼻水が出ていないか
口
- 歯垢や歯石がついていないか
- 歯茎の色が変色していないか
- 口臭がきつくなっていないか
- よだれがたくさん出ていないか
お腹
- 腹部が膨らんではいないか
- 乳腺にしこりやただれはないか
足
- ふらついたり歩き方はおかしくないか
- 爪が伸びすぎたり割れたりしていないか
- 肉球に傷や変化はないか
おしりと陰部
- 汚れていないか
- 腫れたりただれていないか
- 分泌物が出ていないか
これら以外にも「うちの子のためのチェック項目」があれば、どんどん追加していきましょう!
体調不良を見逃さない!
ネコちゃんは、自分の体調不良を隠してしまう習性があり、飼い主さんが病気に気付きにくい場合があります。病気を早期に発見すること、そして悪化を防ぐために、毎日のボディーチェックにチャレンジしてみませんか? 万が一何か不調を感じたら、ぜひかかりつけの獣医師さんに相談してくださいね。
関連記事
- 「猫の名前ランキング2020」発表! 「ムギ」ちゃんがランクアップで首位獲得
冬本番! ワンちゃんの寒さ対策、3つのポイント
冬を元気に乗り切るための豆知識。災害から“大切な犬”を守るために もしものときに役立つ避難方法や備蓄のコツ
備えあれば憂いなし。驚きの仕掛けがたくさん! 手作りできる“ワンコが賢くなる玩具”が面白そう
愛犬のための便利グッズをご紹介。【犬】もう一度見直そう! この時期に気をつけたい“部屋の中に潜む危険”
「知ってる/知らない」で心構えが大きく変わります。
関連リンク
© stepdays Inc.