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美大の受験って何するの? 3浪した受験者が実体験つづった漫画『東京藝大ものがたり』で壮絶さを知る(1/2 ページ)

知らない世界を垣間見られるエッセイ漫画です。

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 美術大学の受験って他の大学とどう違うの?――そんな疑問の答えが垣間見られるエッセイ漫画『東京藝大ものがたり』(1200円)が発売されました。3浪の末に東京藝術大学に合格した作者・あららぎ菜名さんが自身の体験を描いています。


東大よりも倍率の高い東京藝大で不合格に。そこから始まる

 東京藝術大学は、日本一のレベルを誇る、国内唯一の国立美術大学。藝大出身の陶芸家の父を持つあららぎさんは、幼いころから美術への憧れがあり、父の見た世界を見たいとの思いもあり藝大入学を目指します。

 あららぎさんが受けたのはデザイン科。全国から集まった現役生・浪人生およそ1000人から合格できるのは45人という狭き門です。デッサンなどの実技試験もあり、試験時間は6~7時間にも及びます。その試験を4回に渡り受けたあららぎさん。漫画では、高校時代に不合格になってから合格するまでが描かれています。

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学科試験(センター試験)に加えて実技試験も

 家計に余裕がないことから、あららぎさんはバイトで美術予備校の季節講習の学費を稼ぐことに。バイトが終わってから夜中まで実技試験の練習……作中ではそんなハードな日々が描かれています。


バイトのあとで実技の練習をするハードな日々

 美術大学ではどんな受験課題が出るのか、受験生がどんな勉強をしているのか、知らない世界を垣間見られる作品です。プレッシャーやスランプ、全力を尽くしても結果が出なかった喪失感といった受験生の苦悩やリアルな心情も描かれ、読んでいると応援したくなります。

 同作はあららぎさんがTwitternoteで「東京藝大受験ものがたり」として連載し話題に。書籍版は『東京藝大ものがたり』と改題し、描き下ろしページも収録されています。


『東京藝大ものがたり』

(C)あららぎ菜名

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