ミュージシャンの和泉宏隆さんが死去　インストバンド「T-SQUARE」元メンバー、吹奏楽の鉄板「宝島」を手掛ける（1/2 ページ）

　ミュージシャンで「T-SQUARE」元メンバーの和泉宏隆さんが4月26日、急性心不全にため亡くなりました。62歳でした。

　4月28日に和泉さんの公式サイトで発表されたもの。Facebookは17日まで更新されており、5月に出演予定だった公演へ向け「いよいよい本番二週間前となりました」と意気込みを語ったり、自宅からの配信活動をアピールしたりと精力的に活動をしていた様子が見て取れます。

　1998年まで和泉さんが所属したインストゥルメンタルバンド「T-SQUARE（THE SQUARE）」も、逝去に際して個人のプロフィールや功績を掲載した声明を公式サイトで発表。生前の和泉さん自身が「推していた」という楽曲リストを並べ「数え上げたらキリがない程の作品が浮かびます」「彼がT-SQUAREに残した作品は『宝物』です」と冥福を祈っています。なお同バンドは2月、創始メンバーの安藤正容さんがグループ活動からの引退を表明。7月と8月に予定されていた退団公演には、過去のバンド所属メンバーとして和泉さんも出演予定でした。

　ファンは突然の訃報を悲しみながら「TRUTHやOMENS OF LOVEは和泉さんが在籍していた時のT-SQUAREの名曲でした」「和泉さんの曲で何度励まされたか」と思い出を投稿。特に「宝島」は吹奏楽部が演奏する鉄板の楽曲であることから「吹奏楽部で、『宝島』を演奏したときから僕の音楽人生は再開しました」「吹奏楽界で宝島は知らない人がいないくらい、何度も楽しませてもらいました」と楽曲名を上げる人が多く見られました。

　60代とまだ若かったこともあり「安藤さんの Farewell コンサートを楽しみにしていました」「まだまだ和泉さんの新曲やライブを聴けると思っていました」と衝撃が広がっています。