「好きな人が出てない」　野球実況に挑戦の長州力、フリーダム発言連発のグダグダぶりに視聴者「面白すぎて無理」

　元プロレスラーの長州力さんが5月17日、東京ドームで行われたプロ野球OB選手を集めた一夜限りのイベント「サントリードリームマッチ2021」において、サントリー公式YouTubeの企画「#ドリームマッチ裏実況席」で実況に挑戦。MCの「ブラックマヨネーズ」小杉竜一さんからツッコまれるほどの“長州ワールド”を展開し、視聴者から「長州自由やな」「おもろすぎでしょ」の声が飛んでいます。

　6人のゲストが次々実況した後、満を持して「魂のマイクパフォーマンス」という触れ込みで7回に登場した長州さん。しかし、7回表の攻撃が始まっても、「小杉さんは野球がすごく詳しいと聞いていましたから、安心して座っていればいいのかな」とつぶやき、いっこうに実況するそぶりを見せません。

　先頭打者のG.G.佐藤さんがセンターにフライを打ち上げた場面で、「お！　センターフライ」とようやく実況らしいコメントを出しますが、打者が分からず「今、打ったの誰？」と確認。名前を教えてもらうと「あー！　オリンピックでポロリの！」と、佐藤さんが2008年の北京五輪で犯してしまったミスを持ち出し、小杉さんからあきれ気味に注意されることとなりました。

　パンチ佐藤さんがレフトフライを打った場面では、小杉さんの持ちネタ「ヒーハー!」の話題に大きく脱線。実況仕事そっちのけで、「（プロレスラーの）マサ・斉藤さんからパクったんでしょ？　しょっちゅう言っていましたよ、『ヒーハー!』って」と、目の前の本人に向かってパクリ疑惑をいきなり追及。7回表が終わった感想を聞かれると、「ホントに皆レジェンドですよね……今日ちょっと好きな人が出てない」と本音をぶっちゃけてしまい、「なんてこと言うんですか!?」とツッコまれる一幕も。

　長州さんの調子は7回裏でも変わらないままで、和田一浩さんがファウルになった場面も「今の入った？　目が悪くてボールが追えない」とだけコメント。飯田哲也さんが打席に立ったころから、わずかながら的確なコメントを飛ばすようになるも、小杉さんに大半の実況を譲り続け、最後まで大変なフリーダムぶりを発揮していました。

　長州さんは実況終了後にツイッターを更新し、「東京ドーム！　楽しませていただきました。来年は満員の中でやる野球を見たいですね」と明るくコメント。平常運転ともいえる長州さんに、ファンも「力さん面白すぎて無理w」「めちゃくちゃw」とコメントを寄せ、はちゃめちゃな「実況」をむしろ楽しんでいるようでした。