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「自分の存在で誰かが救われてくれるのが理想」 山之内すず、10代を支えてくれた“ファン”と“推し”の存在とは(2/2 ページ)

まもなく20歳。

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「私は何かを導くような人間になれているとは思えない」

 山之内さんの人気ぶりをSNSのフォロワー数(※)や、メディアへの露出で語ることは簡単ですが、兵庫県神戸市出身らしいユニークなトークと大きな口で笑う笑顔、アイコニックなショートカットは自然と引きつけられてしまう魅力があります。それでも本人は、誰かが押しはめただけの枠にとどまらず、非常に自由。

 ――あなたにとってティーンのカリスマとは何だと思いますか?

 「何をもってカリスマと言うか分からない。正直私がそうやって呼んでいただくこともあったんですけど、私は何かを導くような人間になれているとは思えないし、(カリスマという存在は)すごい頻度で変わっていくものなので。ギャルのカリスマとか、ファッションカリスマとか、SNSのカリスマとかいっぱいいるんですよ。拡散力のある人(のこと)を呼ぶのかなぁとは思うんですけど、縛られないように、考えない。考えない」

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 ――笑顔の秘訣は?

 「笑顔得意じゃないんですよ、左右非対称になっちゃって。鏡の前で練習します。右の口角をあげる練習をしてます」

※なお、2021年5月段階でフォローワー数はTwitter:14万超、Instagram:28万超、TikTok:66万超

 一方、今の立場になってよかったことも。

 「たまに相談コーナーを(Instagramで)させてもらっているんです。それを見て『本当は今日死のうと思ったけど、踏みとどまりました』とか『辛くなったときにそれ見て頑張って生きようと思えてます』って言ってもらえているときは、すずも生きていてよかったなと思えるし、誰かにとってそういう存在になれているのならばすごいうれしい」

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ネガティブマンの転換期

 幼少期は表立ったことが苦手だったという山之内さん。小学校2~3年生ごろから近所のダンスクラブに通って以降、母親いわく「すごく明るくなった」とのことですが、一時期はメンタルが弱っていたときも。

――後悔していること、そこから学んだ教訓はありますか?

 「メンタルが弱っているときに、いろんな人に迷惑を掛けてしまったことがあったんです。【趣味:病む】ぐらい、病んでいたときがあったんですけど、病んでいて幸せになる人がいないと思ったんです。すずも幸せじゃないし、周りも幸せじゃないし。すずが辛いときに寄り添ってくれる人も大事だけど、それ以上にすずが笑顔である時に一緒に笑顔でいてくれる人を、もっともっと大事にしたいし、もっともっと増やして生きたいなと思いました」

 ネガティブになることも多かったようですが、2020年11月に“若手俳優の登竜門”とも称される「人狼ゲーム」シリーズへの出演が一つの転換期となりました。

――人生で一番うれしかったことは?

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 「『人狼ゲーム』っていう映画の撮影をさせていただいていたときに、そこで自分の人格、考え方がすごい変わったなと思った瞬間があって。現場にいたときに、初めて自分を心の底から『好き』って思えた瞬間がうれしかったですね。本当にそこにいる全ての人間が大好きで、演技も大好きで、すごいみんなでいろんな話をして、こんなに終わってほしくないって思える仕事もなかなかないし、全てのことをきれいに思える、すてきに思える自分の感情に気付けたというか。ネガティブマンじゃなかった、と思えた瞬間が一番うれしかったです」

――誇りに思っていることはありますか?

 「今すごいすずのことを大事にしてくれている人たちがいると言うことが、すずが今まで積み重ねてきたものだと思うし一番自信を持って言えることじゃないかなと思います」

「推しのことについて語らしてもらったら3日間くらいノンストップで喋ります」

 支えてくれたのは周囲の人だけでなく、好きなことをしている趣味の時間。眠れない夜はアニメを夜通し見ることも。「劇場版 呪術廻戦 0」の公開が決定し話題の「呪術廻戦」や「Re:ゼロから始める異世界生活」もチェック済み。

――呪術廻戦好きなキャラクター3選は?

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  • パンダ先輩
  • 虎杖悠仁
  • 真人

「『呪術廻戦』はとりあえずアニメは見たんでね、これから勉強します」

 パンダ先輩が「一番素敵だと思う」という山之内さん。現在ねとらぼ調査隊では「呪術廻戦」好きなキャラクターアンケートを実施しています。

――最後に泣いたのはどんなとき?

 「『Re:ゼロから始める異世界生活』2期24話。「ベティーーー!」(※)って言って泣きました」

※ベアトリス。「Re:ゼロから始める異世界生活」のキャラクターで、ロズワール邸の隠し部屋を管理する幼女精霊。見た目は幼女ですが実年齢は400歳を超える。「Re:ゼロから始める異世界生活」2期24話では、主人公ナツキスバルとの感動的なやりとりが見せ場となっていました。

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ベアトリス(画像はAmazon.co.jpから)

 アニメだけでなく、山之内さんを語る上で外せないのが、「踊ってみた」。小学生からダンスクラブに通っていた影響もあってか、その魅力に魅了され、2019年にはレギュラー出演していたYouTubeチャンネル「超十代チャンネル」で初の踊ってみた動画に挑戦します。

 東京に来てからはなかなか同じ趣味の人と出会えなかったようですが、初めて同じ趣味を共有できた浅川梨奈さん(※)とはプライベートでも親交を深めているとのこと。

 (※)Huluオリジナルドラマ「悪魔とラブソング」で共演。

――仲のいい俳優はいますか?

 「最近、仲良くさせていただいていると言うか、プライベートでも会わせていただいている、浅川梨奈さんですね。優しいお姉さんです。東京で初めてできた趣味の合う人なんですよ。それがめちゃくちゃうれしくて。この間デートしてきました。踊ってみたっていうジャンルが大好きなんですけど、その話が初めて通じて、現場でその話をした時にすずが泣き崩れるって言う事件が起きました(笑)」

――あなたにとってのスターは?

 「オタクになっちゃうんですけど、踊り手のわたちゃんです」

【わた】女の子になりたい/まふまふ【踊ってみた】

 「推しのことについて語らしてもらったら3日間くらいノンストップでしゃべります」

 とのことだけあって、生きていて良かった瞬間は「推しの動画があがったとき」です。

“超十代”から卒業

 2021年1月には、「超十代チャンネル」から卒業。いわゆる“初期メン”としてチャンネル開設した2019年3月から約2年活躍してきましたが、次のステップへ羽ばたいていきました。今後の目標は、仕事でもプライベートでも自分を好きになるということ。自分の存在で誰かが救われてくれるのが理想。

 めまぐるしく10代を駆け抜け、間も無く20歳を迎える山之内さん。成人を迎える1年後の自分へは「お酒は飲んでも飲まれるな!」と喝。そんな自分の人生を曲にするならタイトルは「生」!!とのことでした。

プレゼントキャンペーン

 ねとらぼエンタの公式YouTubeをチャンネル登録&公式Twitterをフォローし、プレゼント企画を告知するツイートをRTしてくださった方の中から抽選で2名に、山之内すずさんサイン入りチェキをプレゼントします!

(1)ねとらぼエンタ公式Twitterアカウント(@itm_nlabenta)をフォロー

(2)ねとらぼエンタのYouTubeをチャンネル登録

(3)告知ツイートをRTで応募完了

※当選の際には、登録チャンネルを確認させていただくため、ご自身のYouTubeチャンネルのURLが必要となります。あらかじめご了承ください。

注意事項

  • 締切期限は5月27日正午
  • 当選者には編集部からDMでご連絡します。DMが解放されていない場合には当選無効となりますのでご注意ください
  • いただいた個人情報はプレゼントの発送のみに使用し、送付後は速やかに処分します
  • ご応募完了時点で、アイティメディアのプライバシーポリシーへご同意いただいたものと致します。応募前に必ずご確認ください

撮影/木下昂一

動画撮影/岩本新之助

ブラウス、スカート/Grace Class

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