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韓国の美容系YouTuberが30歳で死去 2019年からガン闘病、生前最後の投稿では前向きな発言も(1/2 ページ)

家族と過ごすある1日を映した映像が生前最後の動画となりました。

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 韓国の美容系YouTuberセビョクさんが5月30日に死去。マネジメント会社「ICE CREATIVE」のキム・ウンハ代表がInstagramで公表しました。セビョクさんは30歳で、造血リンパ組織腫瘍との闘病を明らかにしていました。


マネジメント会社の投稿(画像はIce Creative's official Instagramから)

 セビョクさんはInstagramのフォロワー24万人、YouTubeチャンネル登録者64万人を持つ人気クリエイター。コスメのレビューや自身の生活を発信する一方で2019年からはガンとの闘病を公表し、同年5月公開の動画では抗がん剤治療の跡が残る肌を「名誉の勲章」と語り、脱毛のため自らそり落としたスキンヘッドで写真撮影に挑む姿を公開していました。

生前最後に公開した動画

 セビョクさんが生前最後に公開した動画は、4月にアップした地元釜山で過ごすある1日を映したもの。父親と話しながら母親の作る朝ご飯を食べたり、地元の公園を一緒に散策したり穏やかな日々を切り取る一方「病院で悪い知らせを受けて、ひどく落ち込んでいた」「釜山へ帰ってきた当初は病状が悪く、何もできない状態だった」とカメラの前で告白。しかし「精神的にかなりひどい状態だったけど、まだ起きていないことを心配するのはやめた。今日を生きて、明日を健康に過ごし、あさってはハッピーに生きようと決めた」と前向きに話し、1日の最後には「今日は充実していたな」と笑顔で振り返っていました。

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過酷な闘病生活を語りながら笑顔を見せるセビョクさん(画像はYouTubeから)

 4月30日にはInstagramへ、花を背景に「病院の外はいまの時期、どんな天気かな」とほほ笑む写真を公開。これが最期の投稿となり、現在まで「あなたのことをずっと忘れないよ」「みんながあなたを大好きだった」「いつもきれいな人だったから、一番きれいなお星様になったんだって信じているよ」と追悼コメントが数多く寄せられています。

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