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トイレ個室で生理用品を無料で提供するサービス「OiTr」 ららぽーと富士見で本格導入
広告費で生理用品代をまかなう仕組み。
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三井不動産グループは「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」(埼玉県富士見市)の女性トイレに、無料で生理用ナプキンを提供するサービス「Free pad dispenser OiTr(以下、オイテル)」を2021年夏から導入します。
「オイテル」は、オイテル社による商業施設、オフィス、学校、公共施設などのトイレで、生理ナプキンを無料提供するサービス。トイレの個室内で無音声のデジタルサイネージ広告を配信し、企業による広告費で生理用ナプキンの費用をまかなうという仕組みです。
使い方の流れは、個室内に掲示されているQRコードから専用アプリをダウンロードし、ナプキンを常備しているディスペンサーにアプリをかざすとナプキンが出てくるというもの。ナプキンは自動で出てくるため、ディスペンサーに触れずに取り出せます。また、提供されるナプキンは国内大手メーカーのものが使われています。
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三井不動産グループは、「ららぽーと富士見」の女性トイレ全141個室にオイテルを設置予定。この施策は、三井不動産グループがオイテル社の理念「経済格差やジェンダーギャップといった不均衡の是正に寄与したい」に共感したことから始まったもので、2021年3月にはららぽーと富士見で実証実験が行われていました。今後は、三井不動産グループの他の商業施設にも順次導入される予定です。
外出中に急に生理が始まったり、生理用品が足りなくなってしまったりして、焦った経験のある人もいるはず。安心してお出かけできるよう、幅広い施設に導入が広がればいいですね。
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