MLBオールスターゲーム“おそろいユニフォーム”が猛反発招いた理由 「わ、わかりにくい」「サッカーではないんだから」
今年から試合当日もユニフォームをリーグで揃えることになりました。
米大リーグ機構(MLB)は6月24日(日本時間25日)、7月13日(日本時間14日)に開催のMLBオールスターゲームで着用するユニフォームを発表。しかし、デザインがおそろいとなったことで「ちょっと、わかりづらい」「サッカーの試合で着そうなユニフォームやな」「ユニフォーム統一にする意味がわからない」といった声があがっています。なお2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により開催中止となっていました。
前回開催までオールスター出場選手は、各所属チームのユニフォームを着て本番をプレー。おそろいユニフォームは、オールスターゲーム前日の関連イベント時に採用され、リーグごとにユニフォームの色を決めて、胸に「AMERICAN」「NATIONAL」とリーグの名称を入れるのが通例でした。
そのため、オールスターゲーム当日にユニフォームをそろえて試合をするのは今回が初の試み。発表されたユニフォームは、ア・リーグが紺色、ナ・リーグが白色を基調とし、胸元には選手が所属する球団のロゴと英語3文字の略称が赤文字で記されているデザインです。
遠目から見れば、ユニフォームの色でどちらのリーグかまでは見分けられるのですが、どこのチームに所属する選手であるのかは、ユニフォームの胸元まで目を向けないと分かりづらそう。前回までの一目でひいきチームの選手を見つけられるおなじみの光景が失われ、お目当てを見失ってしまうことが予想されるため、ことさらファンの不興を買う結果となっています。
一方でバスケットボールなど、米国内で人気の他スポーツにおけるオールスターゲームでは、そのために編成されたチームごとでユニフォームを統一し、背番号を決定。しかし野球においてはユニフォームをそろえて試合をするというケースが代表戦以外にほとんどなく、野球ファンからすれば違和感を抱く結果となりました。
いずれにしても、今年のMLBオールスターゲームは、これまでと一味違った光景が見られるのは間違いないでしょう。ちなみに日本のプロ野球では、そろいの「プラクティスユニフォーム」を着用して、試合前のチーム練習を実施しています。
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