川谷絵音、ロッキン中止を巡る発言で謝罪「“しか”という表現は間違い」 後藤正文が意見「抗いたい」「過剰な社会制裁についても」(1/2 ページ)
自身の発言を問題視された川谷さんが謝罪に追い込まれていました。
ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文さんが7月8日にTwitterを更新し、国内音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」(以下、「ロッキン2021」)の中止を巡り、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんの発言が問題視され、訂正することになった一件に言及。「聖人君子しかモノ言えぬ空気ってのにも、抗いたいよね」と私見を述べています。
8月に茨城県「国営ひたち海浜公園」で開催予定だった「ロッキン2021」は、7月2日に茨城県医師会から「今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止または延期を検討すること」「仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと」との要請を受けたことで中止が決定。
開催が目前に迫った段階での急展開に、「ONE OK ROCK」のTakaさんが「もうそろそろみんな怒るよ」、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんが「『ふざけんな』という気持ちです」とコメントするなど、出演予定だったアーティストも含めて怒りを爆発させている中、川谷さんは「エンタメが死んでいかないように自分が出来ることは、ひたすら音楽を作っていくことしかないな」とコメント。
この決意表明ツイートに多くの励ましが寄せられる一方で、「まずは投票呼びかけるべきかと」「どうか声もあげてください」と考えを異にする声も見られ、川谷さんが「“しか”という表現は間違いでしたね。。」「発言が不用意でした。すみません…」と謝罪に追い込まれる事態となっていました。
政府のコロナ対応を一貫して疑問視し、「ロッキン2021」にも出演予定だった後藤さんは、2011年に発生した「東日本大震災」を巡って、“おじさん”たちから絡まれたことにまず言及。原子力発電反対の曲を歌っていた忌野清志郎さんと比較されて「なんで清志郎みたいにやらないんだ!」と言われたといい、「失礼ながら、お前がやれよ! って思ってしまいました」「僕は僕らしくやるので」と反発心をあらわに。
過去に受けた苦々しい経験と重ねる形で、「絵音君に意義を唱えている人たちの問題意識はよくわかる」(原文ママ)としつつも、川谷さんが社会に何か物申した際に起こるであろうバックラッシュ(強い反動や反発のこと)にも想像力を働かせてほしいと主張。「聖人君子しかモノ言えぬ空気ってのにも、抗いたいよねって思う」と、結局一部の人しか自由に意見表明できない社会に反対し、その原因となる“過剰な社会制裁”に知らず知らずのうちに加担してしまう危険性を訴えていました。
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