「もうそろそろみんな怒るよ」「『ふざけんな』という気持ち」 ロッキン中止、ワンオクTakaやRAD野田洋次郎ら悲痛の声(1/2 ページ)
イベント中止の一方で東京五輪が開催されることへの疑問も。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の中止発表に対し、出演を予定していた「ONE OK ROCK」のTakaさん、LiSAさん、「King Gnu」の井口理さん、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんらが各自のSNSでコメントを出しています。
8月に茨城県「国営ひたち海浜公園」で開催予定だった同イベントは、茨城県医師会の代表者より、新型コロナウイルス感染防止に関する要請書が主催者側に手渡されたことがきっかけとなり開催を目前に中止。総合プロデューサーの渋谷陽一さんは「医師会からの要請に十全に応えることは今の私たちにはできません」と無念の思いをつづっていました(参考記事)。
発表に際し、開催を心待ちにしていたファンをはじめ、出演を予定していたアーティストもコメントを発信。「ONE OK ROCK」のTakaさんはInstagramのストーリーズを更新し、“僕の一意見”と断った上で、「しょうがないとか残念とかで許してくれる日本の音楽好きもミュージシャンも本当に優しい。ただな。もうそろそろみんな怒るよ」と率直な思いを吐露。LiSAさんは、同イベントのスタッフをねぎらい、「また必ずROCK IN JAPAN FES.のステージで。やくそく」と次の機会への希望をつづっています。
「King Gnu」の井口理さんは、「今この国にあるのは曖昧なルールと同調圧力」とした上で、「誰かが不幸になるんじゃなくて、みんなで幸せになる方法はないのかな」と問いかけるツイートを投稿。「RADWIMPS」の野田洋次郎さんは“個人的な気持ち”とした上で、こうしたイベントが中止になる一方で東京五輪の開催が許されていることへの疑問を呈し、「極めて個人的な想いとしては『ふざけんな』という気持ちです」と怒りをにじませています。
その他、きゃりーぱみゅぱみゅさんは「ロッキン」の一言に泣き顔の絵文字を添えてツイート。「サカナクション」の山口一郎さんは「残念です。でも前を向いて進むしかない」とし、中止の発端となった茨城県医師会と同イベント代表の渋谷陽一さんの対談を提案。
また、「sumika」の片岡健太さんは同イベント中止に憤りやむなしさを感じるとしながらも、「一年後、嫉妬するような共演者のライブを見てから泣きたい。そして同じステージにしっかり立てる俺達でいたい」と来年の同イベントへの意気込みをつづっています。
また、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文さんは自身のnoteで長文コメントを発表。イベント中止の発端となった茨城県医師会の要請について一定の理解を示しつつ、新型コロナウイルスへの国の対応や東京五輪開催に関する疑問を提示。その上で、「皆がのびのびと音楽を楽しむことができる社会(野放図という意味ではなく)を維持する責任が、自分にはあるのだと俺は考えている」と自身のスタンスを明確にしています。
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開催直前での中止発表はつらい。