ジャンプ編集部「『鬼滅の刃』複製原稿セット」について交換・作り直しを発表 「編集部の誤った判断に基づくものでした」
購入者からは「サンプルと全く違う」などの声があがっていました。
少年ジャンプ編集部は7月15日、昨年(2020年)開催された「ジャンプフェスタ2021 ONLINE」で販売していた「『鬼滅の刃』まるごと複製原稿セット」について、当初の表示と説明に問題があったとして、交換・作り直し対応を行うと発表しました。同商品については以前より、「サンプルと全く違う」などの声が購入者の一部からあがっていました。
「『鬼滅の刃』まるごと複製原稿セット」は、漫画『鬼滅の刃』の第204話、ジャンプコミックス掲載版全33ページを高精細な印刷で再現したもの。しかし、販売サイトでは当初、原画をそのまま再現したように説明していましたが、実際の製品は生原稿をもとに画像補正やトリミングが行われたものとなっており、購入者のもとに商品が届きはじめると「粗悪品」「ただのコピー」といった指摘が複数あがる形となっていました。
なお、集英社側は当初「作り直し」には応じられないとしてきましたが(返品・返金には応じていた)、6月に作者から商品についての確認があり、経緯を見直したところ、作者への説明と確認が不十分な状態で仕様を決定していたことが判明。画像補正やトリミングについては作者の意向をくんだものではなく、「編集部の誤った判断」にもとづくものであったとして、あらためて「作り直し」対応を決定したとのことです。
今後、交換を希望する購入者には、画像補正やトリミング位置などを見なおした商品をあらためて制作し、交換、あるいは再購入(既に返品済みの場合)できるよう案内するとのこと。また、同様のプロセスと仕様で制作していた、『週刊少年ジャンプ2020年24号』の応募者全員サービス「『鬼滅の刃』まるごと複製原稿セットmini」についても同様に、希望者には交換対応を行うとしています。こちらの詳細については、7月26日12時に週刊少年ジャンプ公式Webサイトで発表される予定。
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