ニュース
もしも生前の「脳内記憶」を家族に遺すことができたら―― 亡き夫の“記憶”を見た妻の漫画が胸に響く(1/2 ページ)
こんな夫婦になりたいな……!
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
もしも記憶を映像として出力する技術があったら? 亡き夫が残した「脳内記憶」を通じて、初めて彼の本音を知った妻の漫画が感動を呼んでいます。
故人の記憶を映像としてまとめる映像製作会社「ブレインメモリアル」。先日亡くなった男性は、そのサービスを家族にも話さず、こっそり利用していました。
それを知って戸惑っているのが、長年連れ添った妻。結婚してからは会話らしい会話もなかった夫婦生活で、静寂も心地よかったとはいえ、夫の気持ちはどうだったのか、夫が遺した記憶に自分がいるのか、不安を覚えていました。
advertisement
しかし映像が始まると、そこには若い頃からの妻の姿ばかり。孫も「ばぁばがいっぱいっ」と声を上げます。最後に、「直接言うのは気恥ずかしいから」と夫からのメッセージが。
「君と一緒になれて良かった」「次生まれ変わっても俺は必ずまた君に恋をする」。そんな夫の言葉に、「これじゃあただのラブレターじゃない」と笑う娘。亡くなってから知った本音に妻は――。
この作品を描いたのは、漫画家の吉良いと(@kilightit)さん。長年連れ添った夫婦の関係。そして死別してもなお仲睦まじい二人の様子に、作品を読んだ人からは「こう言うの大好き」「涙出ました」などの感想が寄せられました。
吉良さんは、幽霊が見える葬儀屋さんの漫画『ようこそ亡霊葬儀屋さん』で知られ、最近では短編集『BOX!吉良いと短編集』も出版。同書にはこれまでTwitterなどに投稿した作品の他、描き下ろし作品も収録されています。
作品提供:吉良いと(@kilightit)さん
advertisement
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.