「開催されることの不安はありました」 池江璃花子、闘病乗り越え臨んだ東京オリンピック閉幕で思いつづる(1/2 ページ)
池江選手「全てが特別であった試合でした」
競泳選手の池江璃花子さんが8月9日にInstagramを更新。白血病を乗り越えて臨んだ東京オリンピックが閉幕し、「全てが特別であった試合でした」と思いをつづっています。
2019年2月に白血病が発覚し、闘病を経て1年延期となった東京オリンピック出場をかなえた池江選手。女子400メートルリレー、混合400メートルメドレーリレー、女子400メートルメドレーリレーに出場し、惜しくもメダル獲得とはなりませんでしたが、大きな苦難を乗り越えてオリンピックの舞台に立つ姿は日本中に大きな感動を与えました。
東京オリンピックが閉幕を迎え、池江選手は「2016年のリオ大会からのこの5年間、ものすごく濃い時間を過ごしてきました。アジア大会6冠、世界ランキング1位まで上り詰め、そして病気の発覚」とこれまでの歩みを回顧。コロナ禍で開催の是非も問われる中で始まった同大会に、「1年延期された時の選手たちの気持ち、様々な意見の中での開催。どのアスリートにとっても、私にとっても開催されることの不安はありました」と複雑な思いを抱えていたことを明かしつつも、「こうして無事に閉会式を終えられたこと、そして自分が選手の時に行われた母国開催。全てが特別であった試合でした」と感慨深げに振り返っています。
同投稿には、仲間たちとの集合写真などを添えた池江選手。最後には、「無観客ではありましたが、皆様のたくさんのご声援は沢山届きました! ありがとうございました そして暑い中、ボランティアの方々や、警察官、自衛隊、サポーター、医療従事者、関係者の方々、このオリンピック母国開催を安全で素晴らしい大会にご尽力いただき、本当にありがとうございました」と大会を支えてくれた全ての人々に心からの感謝を伝えています。
ファンからは、「池江選手の泳ぐ姿を見られて本当に嬉しかったです」「池江選手がこの舞台で見れたことが奇跡で、見れただけで感動でした」「いろいろなことを乗り越えて東京五輪の舞台に立った池江選手の泳ぎを見て、本当にたくさんの感動をもらえました」など大きな反響が寄せられました。
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