ダルビッシュ有、災難の10歳少年を試合へ“無償招待”　サイン入りレアアイテムの贈り物に妻・聖子も感涙「パパらしくて」（1/2 ページ）

　女子レスリング世界選手権金メダリストで、メジャーリーグ「サンディエゴ・パドレス」に所属するダルビッシュ有さんの妻であるダルビッシュ聖子（山本聖子）さんが9月9日（以下、日本時間）にブログを更新。10歳の少年を自チームの試合へ無償で招待するという、夫のサービス精神あふれる振る舞いに感涙したことを明かしています。

　MLB公式サイトが9月9日に伝えたところによると、パドレスファンのランドンくんは7月、10歳の誕生日プレゼントとして有さんの出場する試合を観戦することとなり、テネシーからアトランタまで3時間半かけて訪問。しかし、当日予定された試合は雨で中止となりました。

　有さんは「もしかしたら、子どもたちは親と試合を見に行く約束をしていて、何ヶ月も待っていたかもしれない」「だったら、子どもたちと顔を合わせて接してあげることで思い出作りになればいい」という思いから球場へと姿を見せ、ファンに向けてサインをプレゼント。ランドンくんもサイン入りボールをもらうことができたといいます。

　ランドンくんの母親がInstagramを介して感謝の気持ちを伝えたところ、有さんは「これも縁だから」と、父子を先週末行われたパドレス対ヒューストン・アストロズの試合に招待。

　旅費、ホテル代、チケット代を全額負担した他、タグアウトで顔を合わせた際に自身のサイン入りスパイクシューズとグローブ、チームメイトであるフェルナンド・タティス・ジュニアのサイン入りジャージまでプレゼントしたといいます。ランドンくんは「僕の人生で最高の1日だよ」と感激交じりにコメントしたとのことです。

　一連の出来事を有さんから伝え聞いていた聖子さん。夫の善行を伝える記事を読み、あらためて涙を流したといい、「主人は球団にお願いして、その子をダグアウトに招待したり、主人のクリーツなどなどもプレゼントしたそう」「タティスを探して申し訳なさそうにサインをお願いした主人」「タティスのジャージまでプレゼントに入れたパパがとてもパパらしくて」と、少年のためにあちこち奔走した有さんに感動しきりの様子でした。