ダルビッシュ有投手、史上最速の1500奪三振達成 サイ・ヤング賞5回受賞のランディ・ジョンソンを抜く(1/2 ページ)
今季7勝目を飾り、メジャー通算78勝で田中将大投手と並びました。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、6月21日(日本時間22日)のロサンゼルス・ドジャース戦に先発し、メジャーリーグ史上最速となる、通算197試合目の登板で1500奪三振を達成しました。
これまでの最速は、シーズンで最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞に5度選出されたランディ・ジョンソン氏の206試合で、ダルビッシュ投手はこれを9試合上回り、史上初めて200試合登板未満で1500奪三振到達。ファンは、ダルビッシュ投手の圧巻な投球を称えました。
メジャーリーグ通算196試合登板で1489三振を記録していたダルビッシュ投手。1回にドジャースのギャビン・ラックスを四球で歩かせますが、ジャスティン・ターナー選手、ウィル・スミス選手の3、4番を連続三振として、好スタートを切ります。
2回から3回にかけても、マット・ビーティ選手からフリオ・ウリアス投手まで三振を記録し、1回から7者連続三振。この段階で9個の三振を数えます。直後の1番ムーキー・ベッツ選手にソロ本塁打を許しますが、失点はこの1点のみ。6回にスティーブン・スーザ Jr.選手からこの日11個目の三振を奪い、記録達成となりました。史上最速のイニング数でもワシントン・ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が記録した、1272回1/3を上回る1220回1/3で到達しました。
ダルビッシュ投手は、この試合6回を投げ切り2安打1失点11奪三振で勝ち投手となり7勝目(2敗)で、田中将大投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)に並ぶ日本人歴代3位タイのメジャー通算勝利数78勝目を達成。あと1勝で元ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹さんと並びます(日本人1位は元ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄氏が記録した123勝)。
ストレート、スライダー、カーブ、カットボールなど緩急織り交ぜた投球を披露し、11奪三振ながら、6回を99球にまとめるなどコントロールも冴えました。前日のブログでも「自分としても長らくトンネルに入っている感じですが、あと少しで掴める気もするので結果だけでなくその辺も求めたい」とコメント。昨シーズンの王者相手に堂々としたピッチングぶりに、ファンは「YES YES YES」と拍手喝采です。
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