実は“子役出身”だった芸能人 話題作出演の4人にとっての転機や挫折の時期(2/2 ページ)
芸歴だけで見るとベテラン。
恒松祐里さん
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督 シーズン2」の新たなヒロインとして登場した恒松さんは、幼稚園のころから芸能界入り。2005年にドラマ「瑠璃の島」で子役デビューし、その後、数々の学生役を多く経験します。
――芸能界に入ったきっかけは?
親が今の事務所のオーディションを受けさせてくれて、それで入りました。そのときの記憶はほぼありません。
――あなたの転機はいつ?
映画「くちびるに歌を」(2015年)が転機ですかね。子役からやってきてその中で一番大きな役をいただけたので、そこからオファーとかもいただけるようになって女優としての意識も変わってきました。
――人生で一番頭を抱えた悩みは? どうやって乗り越えた?
「全裸監督」の撮影に参加するかしないかは結構頭を抱えたかもしれません。
――芸能界に入って学んだこと
自分の武器は自分!
――今の立場になってよかったと思えること
やはり子役からやらせていただいていることもあって、なんだかんだ芸歴は長い。15年くらいやらせてもらっているので、自分の意見が言いたくても言えないっていう状況は抜け出しています。思ったことは言えるし、自分の守りたいものは守れるようになっているのでそれはよかったです。
志田彩良さん
TBS系日曜劇場「ドラゴン桜」の小杉麻里役として注目を集めた志田さん。宮崎あおいさんや長澤まさみさんらを輩出したファッション誌『ピチレモン』の専属モデルとして活躍し、最近では「チア☆ダン」や「ゆるキャン△」などで注目を集めた他、10月15日公開の今泉力哉監督作「かそけきサンカヨウ」で主演を務めます。
――芸能界に入ったきっかけは?
母が私の写真をインターネットに載せていて、それを事務所の方が見てくださって声をかけていただきました。
――あなたの転機はいつ?
事務所に所属させていただいたとき。それまでは、結構好奇心が旺盛なタイプなので習い事とか何でもやってみたいと思ってやってみるタイプではあるんですけど、あまり長続きしなくて。でもこのお仕事をしてから辞めたいと思ったこともあまりないですし、ずっと好きで続けられているので、自分にとって本当に大切です。
――人生で一番頭を抱えた悩みは? どうやって乗り越えた?
一回だけ、このお仕事辞めようかなと思ったときがあって、そのときですかね、一番は。高校生のとき、環境が変わって高校に入って周りの子たちがすっごい楽しそうにしているのを見て――自由に髪の毛染めたりとか――そういうのを見ていいなと、もうお仕事やりたくないかも、普通に学校毎日通いたい、と思ったことがありました。
でもそのときお母さんに「もし自分が辞めたいって思ったら、全然辞めていいよ」と言われて、なぜかその言葉がすっごい悔しくて、「辞めていいよって言われるならやめない!」みたいな反抗心が勝ってしまって。そのときにお母さんがそう言ってくれたからこそ続けられているので、逆にお母さんが引き止めないでいてくれたのがよかったなと思います。
――芸能界に入って学んだこと
たくさんあるんですけど、一番は礼儀。特に社会人になってからそこを意識するようになりましたし、周りのスタッフさんとか共演者の方を見ても学ぶところが多いです。
――今の立場になってよかったと思えること
自分じゃない人生をたくさん経験できること。学生の役とかもそうですけど、本当だったらもう学生を卒業してしまっているので、きっとここからそんなに青春を味わえることってなかなかないと思うんです。みんなで必死に東大を目指すっていう青春を「ドラゴン桜」で謳歌できたので、そういう自分の人生にはないことを経験できることです。
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