「ザ・マスクド・シンガー」が佳境 パネリストの予想がどれくらい当たっているのかをせっせと調べてみた(1/3 ページ)
ただの盛り上げ役だなんて思ってすみません。
Amazon Prime Videoで9月3日から独占配信されているオリジナル番組『ザ・マスクド・シンガー』が佳境を迎えつつあります。全9話で10月8日配信回が第8話のセミファイナルとなります。
海外で人気を博した同番組のコンセプトは、「マスクをかぶった超有名人の正体を、歌声をヒントに当てる音楽推理エンターテインメント」。12人のマスクドシンガーそれぞれに専任の演出チームがつくなど、コストのかけ方は他の同種番組の追随を許さず、紅白出場歌手、連続ドラマで主役を張る役者、世界で活躍するアスリートといった“スーパーセレブ”の参加をうたっています。
12人のマスクドシンガーは、以下のような流れで絞られていきます。記事執筆時点ではエピソード7まで配信済みで、残りのエピソードでの脱落人数はエピソード8の予告から導いたものです。これまでの各回で脱落するのは1人でしたが、エピソード8、9のみそれぞれ2人が脱落することになります。
『ザ・マスクド・シンガー』各回の展開と脱落人数
エピソード1:1stラウンドAグループ(6人から1人脱落)⇒残り11人
エピソード2:1stラウンドBグループ(6人から1人脱落)⇒残り10人
エピソード3:2ndラウンドAグループ(5人から1人脱落)⇒残り9人
エピソード4:2ndラウンドBグループ(5人から1人脱落)⇒残り8人
エピソード5:3rdラウンドAグループ(4人から1人脱落)⇒残り7人
エピソード6:3rdラウンドBグループ(4人から1人脱落)⇒残り6人
エピソード7:3rdラウンドBグループ(6人から1人脱落)⇒残り5人 <- イマココ
エピソード8:セミファイナル(5人から2人脱落)⇒残り3人
エピソード9:ファイナル(3人から2人脱落)⇒残り1人
GEM Partnersが9月29日に発表した配信コンテンツのランキングで、『ザ・マスクド・シンガー』は5位にランクイン。TOP5にバラエティー作品がランクインするのは、 2021年3月13日実査回でランクインしたAmazonオリジナル作品『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(5位)以来。なお、同調査によると、『ザ・マスクド・シンガー』の視聴者男女比では約4:6。年代別では20代が若干高めですが、30代~60代の視聴者数も多く、幅広い世代から支持を集めているようです。
パネリストの予想、実際どうなの?
日本初上陸となった同番組を記者も一視聴者として楽しんでいますが、気になったのは、エピソード2でした。ここで初パフォーマンスを披露した一人のマスクドシンガーの歌声が、非常に聞き覚えのある声だったからです。正体をつかむためのヒント映像(クルービデオ)も、その人を念頭に置くと合理的に説明がつくものばかり。“声が名刺代わり“という事象が本当に存在するなら、それはこの人を指すのだろうと確信めいた気持ちでした。
にもかかわらず、パネリストの回答が妙にズレているのが気になった記者。ガチで当てに行くのがエンターテインメントでもないだろうという声も聞こえてきそうですが、分かっていてとぼけているのかどうかを少しでも可視化してみようと、各パネリストの予想とその変遷を1stラウンドのパフォーマンス順にまとめてみました。
パネリストは、MIYAVIさん、水原希子さん、Perfume(あ~ちゃん、かしゆか、のっち)、そして芸人枠。芸人枠はこれまでにバカリズムさん、アンジャッシュ児嶋一哉さん、おぎやはぎ小木博明さん、アンタッチャブル柴田英嗣さんが出演しています。
なお、Amazonからは毎回の配信後、正体を明かしたマスクドシンガーが誰だったのかがアナウンスされています。本記事ではマスクドシンガーの正体については記載を避けますが、記事の最後に動画を用意したので、興味のある方はそちらもご覧ください。
ドラゴン3
トップバッターとして登場しポルノグラフィティの「サウダージ」を見事に歌い上げたドラゴン3。パネリストの予想は次のようなものでした。
パネリスト予想
MIYAVI:市川海老蔵
バカリズム:大西ライオン
水原希子:斎藤工
かしゆか:中村倫也
Missテレビジョン
会話の中にちょいちょい英語をはさんでくることから留学経験があるのではないかと予想されたMissテレビジョン。安室奈美恵さんに憧れているというMissテレビジョンは歌声もステージパフォーマンスも一級品で、R&Bのノリがみられることも指摘されています。
パネリスト予想
MIYAVI:夏木マリ⇒米倉涼子⇒ローラ
水原希子:大黒摩季⇒Crystal Kay⇒米倉涼子
あ~ちゃん:Crystal Kay
かしゆか:SPEED島袋寛子⇒加藤ミリヤ⇒BoA
のっち:新垣結衣⇒YUI
バカリズム:大塚愛
アンジャッシュ児島:倖田來未
おぎやはぎ小木:ソニン
アンタッチャブル柴田:広瀬香美
エスカルゴ
演歌調で歌い上げる姿が大御所感たっぷりなエスカルゴ。予想もかなり絞り込まれた状態で展開していきます。
パネリスト予想
MIYAVI:藤あや子、石川さゆり
水原希子:君島遼(現・柳元りょう)⇒荒牧陽子
あ~ちゃん:杉田かおる⇒藤あや子⇒コロッケ
のっち:JUJU
バカリズム:小林幸子
アンジャッシュ児島:小林幸子
おぎやはぎ小木:瀬川瑛子
バード
ハスキーな声と高いサービス精神を併せ持つバード。パフォーマンス後の自由奔放な言動にも個性が表れているようです。たくさんの予想の中、ほとんどブレていないのは、自身の先輩かどうかを聞いた水原希子さん。
パネリスト予想
MIYAVI:吉田沙保里⇒夏木マリ⇒工藤静香
水原希子:土屋アンナ⇒満島ひかり
あ~ちゃん:重盛さと美⇒木下優樹菜
かしゆか:大島優子⇒千秋⇒安藤サクラ
のっち:夏木マリ⇒平野レミ
バカリズム:鈴木奈々、磯山さやか
アンジャッシュ児島:いるか、羽鳥慎一
おぎやはぎ小木:和田アキ子
アンタッチャブル柴田:中川翔子
T-REX
懐かしい往年の楽曲を見事に歌い上げ、ロックンローラーのような歌声を響かせたパフォーマンスが目立つT-REX。漂うVシネ感を指摘されても満足げです。
パネリスト予想
MIYAVI:吉川晃司⇒所ジョージ
水原希子:哀川翔⇒つるの剛士
あ~ちゃん:フットボールアワー後藤輝基
かしゆか:ヒロミ
のっち:ヒロシ
バカリズム:山本譲二
アンジャッシュ児島:哀川翔
連獅子
高音の伸びにオペラ関連の人物ではないかと連想する人が多い連獅子。「もののけ姫」の主題歌などで知られるカウンターテナー歌手の米良美一さんや、ソプラニスタの岡本知高さんの名が挙がっています。
パネリスト予想
MIYAVI:マツコ・デラックス⇒美輪明宏
水原希子:氷川きよし⇒米良美一⇒岡本知高
あ~ちゃん:米良美一
かしゆか:米良美一⇒片岡愛之助⇒岡本知高
のっち:美輪明宏
アンジャッシュ児島:X-JAPAN・TOSHI
おぎやはぎ小木:森公美子
アンタッチャブル柴田:米良美一、森公美子
関連記事
自分たちもライブは必ず続けていきたい――Perfumeが『ザ・マスクド・シンガー』にシビれた訳
Perfume、『ザ・マスクド・シンガー』を一番楽しんでいる説を本人インタビューで検証「僕の髪型はどうでもよかったみたい(笑)」 『ザ・マスクド・シンガー』MC大泉洋が直面した“本国”の指示 それでもトークはフリーダムな理由
大泉「海外番組のガチガチのフォーマットの中に僕がいて、海外番組っぽく作っている感じ」。世界で人気の「ザ・マスクド・シンガー」、9月からAmazon Prime Videoで独占配信! マスクで素性を隠した有名人のカラオケバトル
すごい弾を持ってきたな。「あんなバチェラーいるんですね」「番組史上最大の波乱」 「バチェラー・ジャパン」シーズン4が配信へ
11月25日からAmazon Prime Video
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.