「荷物に血がついている」梱包へのクレームかと思いきや…… トラックドライバーの語る「違う意味」で怖い体験談漫画(1/2 ページ)
穏便に済むものであればいいのですが……。
さまざまな場所を訪れるからでしょうか。運送トラックの運転手さんは、タクシーの運転手さんと同じぐらいに「実際に体験した不思議な話、怖い話」をお持ちの方が多いように思われます。
今回ご紹介する作品は、確かに恐ろしい話ではあるのですが……怖さの方向が「違う方向」に向いているお話です。
作者はぞうむしプロ(@zoumushi6)さん。元トラックドライバーの漫画家で、ドライバー時代に体験したり、聞いたりした「怖い話」を事実に基づいたフィクション漫画として、面白ウェブメディア「オモコロ」で連載中です。
ある男性トラックドライバーが体験したお話。荷物の配達を終え、次の荷物を積み込みに物流センターへ行こうとしたところ、事務所からの電話が入ったそうです。
連絡内容は「納品先から荷物に血がついていると言われた、どこかケガをしていないか」というもの。慌てて手や腕を確認する男性でしたが、どこにも傷はありませんでした。
そして「後で掛け直す」と伝えドライバーが向かったのは、ガソリンスタンドに併設されているシャワールーム。裸になって姿見の前に立ち、身体のどこかに傷はないかと確認するのですが……どこにも血の出ていたような痕跡はありません。
ひと安心したドライバーはシャワーを浴びた後、電話を掛け直し「念のため全身を確認したが、どこにもケガはなく、自分の血ではないようです」と朗らかに伝えるのでした。
その後、ドライバーは次の荷物を積み込むため物流センターへ向かいます。そこで問題の「血がついていた荷物」の写真を確認するのですが……写っていたのは「荷物から大量の血液が漏れ出して、床に血だまりができている」という様子でした。
と、ひとしきり体験談を語ったドライバーは「それはどうでもよかったけど、夜に風呂へ入る手間が省けた」と軽く流していました。それにしても、床に血だまりを作ってしまうような「荷物の中身」、一体なんだったのでしょうか……。
作品提供:ぞうむしプロ(@zoumushi6/オモコロ連載ページ)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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