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選挙カーの音で眠っていた赤ちゃんがギャン泣き 選挙期間中の育児エピソードに「すごくわかる」と共感続々(1/2 ページ)

仕方ないとはいえ実際困る……。

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 やっと赤ちゃんが寝てくれたと思ったら、外から選挙カーの音が――。初めての育児に奮闘するお母さんが選挙期間中に体験したつらいエピソードが、同じ思いを抱えた親御さんたちから共感の声を集めています。

これで一息つけると思っていると外から……

 漫画を投稿したのは、2人のお子さんを持つ「やまぎし みゆき(TwitterInstagram)」さん。漫画は長女のちーちゃんがまだ0歳だったときのお話です。

 泣いているちーちゃんを抱っこして、1時間以上かけて寝かしつけたやまぎしさん。「やっとトイレに行ける」と静かにその場を離れようとしたところ、窓の外から大きな音が聞こえてきます。

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「えー地域の皆さまお騒がせしております。○○党の――」「子どもに優しい社会を実現します!」

 それは近くを通った選挙カーの音でした。すると眠ったばかりのちーちゃんが再び泣き始めてしまい……。新米ママで疲れ切っていた当時のやまぎしさんは、どこにもぶつけられない怒りを覚えながら、再び大変な寝かしつけをするのでした。

思わず選挙カーに対して怒りが……

 この漫画が投稿されたTwitterとInstagramでは、似たような経験を持つ読者から「とても共感します」「漫画にしてくれてありがとうございます」といった言葉が寄せられており、「今、選挙している方達に是非知って欲しい」「せめて真昼間はやめてほしい」「もっと規制かけた方がいいと思う」といった意見も。

 一方で候補者にとっては限られた広報の機会であり、漫画のような批判を受けてでも、投票率の高いリタイア世代にアピールしたい事情があるのかもしれません。以前には、大田区議会議員のおぎの稔さんがTwitterで、選挙カーでの大音量アピールについて「私も前の選挙戦。迷惑にはならないようにと音量控えめにしてたら地域の方から『自分の家の前に来なかった!』『選挙カーの音が聞こえないけど出馬してるのか』『選挙、やる気あるのか』とご指摘を頂きました」と実情をツイートしています。

おぎの稔議員のツイート

 なお、選挙カー(選挙運動用自動車)の音量に関しては「学校及び病院、診療所その他の療養施設の周辺においては、静穏を保持するように努めなければならない」(公職選挙法:第百四十条の二)という規定にとどまっており、候補者が拡声機を使って名前を連呼したり、街頭で演説をしたりする行為は法律に基づいた選挙運動の方法となっています。

 赤ちゃんのいる家庭からすると「違法じゃないからといって……」と眉をひそめたくなるところ。何か良い方法はないのかと考えさせられるエピソードでした。

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