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「女子になりたい男子」に見えたクラスメイトは「もともと女の子だった」 “隣の席の子と体が入れ替わる漫画”が胸を締め付ける(1/4 ページ)

2人の少女がわかりあう話。

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 丘谷ひかりはボーイッシュな女子中学生。出会って間もないクラスメイトと「体を交換する」ことになり……。そんな2人の少女の交流を描いた漫画がTwitterに投稿されています。どうしようもなく優しい人たちばかりの世界で、それでもままならない“体の性”という不条理。

 丘谷ひかりは一人称が「俺」の女子中学生。髪形はベリーショート、制服の下はスラックスと、ステレオタイプ的な“女の子らしさ”からは外れた格好をしています。

 そんな彼女が、中学3年生のクラス替えで知り合った相手が本原静瑠でした。髪を背中まで伸ばした本原を見て、“女子のような男子”という印象を受ける丘谷。

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 その日の放課後、本原は丘谷に「男に…なってみる気……ない?」と“体が入れ替わるおまじない”を持ち掛けてきます。

 本原が“女になりたい男の子”なのだと考えた丘谷は、興味と優しさから提案を承諾。おまじないの効果は本物で、実際に2人は体を交換することに成功します。

 うれしそうに泣き出した本原(体は丘谷)を見て、「俺の体でそんなに感激できる?」と衝撃を受けた丘谷は、そのまましばらく入れ替わり生活を続けようと提案するのでした。

 お互いの話をする中で、丘谷は本原が「女になりたい男の子」ではなく「最初から女の子だった」のだと気付きます。

 2人は体を入れ替えたまま町へ繰り出し、学校へ通い、そして……。中学3年生の少女たちはどのような答えを見つけるのか。余韻を残す結末はぜひ漫画を読んでお確かめください。

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 ひとつネタバレしてしまうと、何か大きなトラブルが起きるわけではありません。登場人物はみな優しくて思いやりがあり、学校も生徒の性自認を尊重しています。それが読み手の心を温かくすると同時に、そんな環境でさえ自由になりきれない心と体のギャップ、ステレオタイプの大きさについて考えさせます。

 作者はやまのせりか/sericoさん。Twitterに漫画やイラストを投稿しています。

作品提供:やまのせりか/sericoさん

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