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パワハラ上司に「怒鳴ってばかりの父親」を重ねてしまい…… 加害者の心の問題描く漫画が考えさせられる(1/2 ページ)
自分の問題で他人を傷つけるようになる前に。
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パワハラ上司に父親を重ねてしまう漫画に、加害者側の心の問題について考えさせられます。
カメのタナカくんとウサギのヨシキくんにはパワハラ上司がいます。2人は直接攻撃されませんが、同僚は何度も「この役立たずが!」などと怒鳴られています。タナカくんはその様子を、いつも怒鳴っていた父親と重ねて見てしまいます。
ヨシキくんは、もしかしたら課長自身が大きな悩みを抱えていて、感情をコントロールできないのかもしれないと思いました。予想は的中。1週間後、課長はうつ病を理由に退職しました。
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課長は仕事と家族の両方に問題を抱えていたそうです。退職後、怒鳴っていた相手に謝罪しましたが、当然遠巻きにされるだけ。優秀さを見込んで期待するあまり強く当たってしまったと課長は釈明しますが、そんなこと今さら言われたところでどうにもなりません。恐らく、課長は優しくする方法を知らなかったのでしょう。
パワハラは許されるものではありません。しかし、加害者は何か問題を抱えている可能性もあります。相手に寄り添えば、分かり合うこともできるのではないかと思うタナカくん。理由が分かったら、早めに何かできることもあるかもしれませんね。
作者は漫画家のワタベヒツジ(@watabehitsuji)さん。Twitterに投稿された漫画「パワハラ上司と僕の父」は、電子書籍『幸せの重心』に収録中。タナカくんは作者のワタベさん、ヨシキくんは予防医学研究者の石川善樹(@ishikun3)さんがモデルになっています。
作品提供:ワタベヒツジ(@watabehitsuji)さん
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