「Juice=Juice」金澤朋子、卒コン直前インタビュー “本意ではない”卒業決断から、同期の言葉で未来を考えられるようになるまで(2/2 ページ)
2代目「ローズクォーツ」を予想してもらいました。
「卒業後の未来のことも、もう少し明るく考えてみよう」 金澤さんのいまの気持ち
医師から「将来のことを考えていったん活動から距離を置いて静養すべき」と告げられ、卒業を決断した金澤さん。「本意ではない形での卒業」という所属事務所の発表や、卒業後の活動方針も定まらないままの区切りはファンに大きな衝撃を与えました。
しかし、約2カ月後に行われた今回のインタビューでは、「Juice=Juiceでの8年間を生かして未来へ」と前向きな言葉を口にしています。
ーー 金澤さんに質問です。卒業発表時のブログでは「重く、非常に難しい選択」「甘えてばかりではいけない、ここを去らなければいけない」と読んでいて苦しくなるような言葉が並んでいました。ポジティブな気持ちばかりでの決断ではなかったと想像しますが、このときから今日までに心境の変化はありましたか?
金澤 大きく変わりました。それこそ卒業を決めるまでの期間、卒業発表までの間には、自分の中に悩みや葛藤があったんです。でもメンバーに打ち明けたら、特にオリジナルメンバーとして一緒に活動してきた植村あかりちゃんが、「朋子が決めたことなら、私たちは応援するしかないから」と言ってくれた。そこで「私が迷っている場合じゃないな」とすごく背中を押してもらえたというか、前向きな気持ちに切り替えていかなきゃなと思えたんです。
そうやって悩んでいたところから卒業発表を経て、発表したからには「私がくよくよしている場合じゃないな」と開き直れましたし、みんなと過ごせる時間も限られているとあらためて気付かされた。「悲しんだり悩んだりしているよりも、みんなと一緒にいられる時間を楽しくハッピーに過ごした方がいい」と思えて、そこから卒業後の未来のことも、もう少し明るく考えてみようとシフトチェンジできました。周囲の支えてくれている人の言葉を受け止めたことで自分も変われたかなと思います。
ーー 段原さんや有澤さんは、金澤さんの葛藤を感じていましたか?
段原 んーーー……(考えて)でも金澤さん自身が、あまり自分の気持ちを伝えるタイプではないというか、自分から自分のことを話すような方ではないので、なんとなく迷いを感じながら様子を見ていました。みんな最初に卒業を聞いたときは、悲しいとか寂しいとかそういう気持ちが優先して、部屋自体がずしんと暗い雰囲気になっていましたね。
最近は金澤さん自身が楽しもうと笑顔でいる時間が増えてきたと思うので、もう金澤さんが楽しそうにしていればそれでいいという境地です(笑)。
有澤 卒業発表を聞かせていただいたとき、私たち新メンバー3人はどういう反応すればいいのか分からなくて。「私も泣いていいの?」「どうすればいいの?」と戸惑うばかり。新メンバー3人で帰りながら急に自分たちの気持ちがあふれ出して、みんな泣き出しちゃって……。「私たちもあの場で泣いて良かったのかな?」と話しながら、帰り道ですごく泣いたのが印象的です(笑)。
金澤 そうだったの!? 知らなかった(笑)。気にしすぎだよ! 泣いていいよ、泣いていいよ。
ーー Juice=Juiceとして活動した8年間はどんなものといえますか。
金澤 初期からオリジナルメンバーとして活動させていただいて、本当にたくさんの経験をさせていただきました。Juice=Juiceは特にライブが大好きなグループで、47都道府県を制覇したり、ワールドツアーに行ったりと本当に数え切れないほどライブをさせていただいて、その過程であったいろいろな発見や出会いは、普通の女の子として生きていたら経験できなかったことです。一つ一つの出会いに感謝しています。
これだけ場数を踏んできたからこそ、学んでこられた部分がたくさんあり、チャレンジできた。今回病気が理由で卒業となってしまったんですけど、いつかまた復帰できると決まった際には、Juice=Juiceでの経験を生かして前を向いて頑張っていきたい。後輩たちにも、これまでの経験を生かして今後もJuice=Juiceの名前を背負って生きていってほしいですね。
段原 正直まだ金澤さんがいなくなったJuice=Juiceを想像できないというのが本音。どうなるのか考えてもなかなか想像できない。でもやっぱりオリジナルメンバーが作ってきてくださった雰囲気が、私自身すごく好き。だから“私が好きな”Juice=Juiceを引き継ぎつないでいけたらと思います。
初めて追加メンバーとして加入した私が、オリジナルメンバーの5人を一番長く見ている。そのぶん伝えていけるものや、つないでいけるものも私が一番持っているはず。金澤さんはすごく背中で語る方というか(笑)、学ぶことばかり。卒業されてからも私自身、胸に刻んでいきたいたいし、そんな姿を近くで見させてもらえるのもとてもありがたいですね。
2代目“ローズクォーツ”は誰? 段原「歌いたいか、歌いたくないかでいったらやっぱり歌いたいけど」
ーー 最後にお伺いしたいことが。金澤さんといえば「私はローズクォーツ」(イジワルしないで 抱きしめてよ)というキラーフレーズをお持ちです。
金澤 (笑いながら)ありがとうございます!
ーー 2代目ローズクォーツは誰が襲名するのか、予想していただきたいのですが……。
金澤 うわぁー! 確かにそうだ! でも本当にJuice=Juiceは頼もしいメンバーが多くて、誰に任せても安心だなって感じなんですけど……。
段原 もうそこは音源流しますよ。
金澤 いやいやいや、それはちょっと恥ずかしい!(笑) この「イジワルしないで 抱きしめてよ」って楽曲は、裏声と地声の切り替えが多い曲で、それが難しい。ローズクォーツも「ロ」の部分が裏返っちゃいがち。そこを意識しながらやってほしいっていうのが、誰になったとしても共通認識ですね。
誰か1人で思いっきり歌うっていうのもいいですし、1番と2番で違う人が歌うのも面白いのかな。まだ新しい歌割りについては未知の領域だから、私も「誰になるかな」って楽しみに待っていたい(笑)。
ーー アドバイスありがとうございます(笑)。どうでしょう、他のメンバーがいない隙に立候補というのは?
金澤 確かに確かに!(笑)
段原 今のうちに取っておく?(笑) 歌いたいか、歌いたくないかでいったらやっぱり歌いたいですけど……(金澤:拍手)。でも真面目な話をすると、井上玲音ちゃんが金澤さんと似た雰囲気を持っているなと加入時から思っていたので、合うだろうとは思います。
有澤 恐れ多いです! 「イジワル」を歌うときだけ金澤さんにきていただいて歌ってほしい……。
金澤 いやおかしいでしょ!(笑)
ーー 結構なむちゃぶりがありましたが……?
金澤 それはない(キッパリ)。すみません、ありがとうございます(笑)。
ただこの1年くらいずっとメンバーで行きたいといっていたグランピングには、結局行けないまま卒業することになっちゃったので、もしその機会があったらOG枠として一枠あけておいてほしいなと思っています(笑)。
配信情報
Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル
出演
Juice=Juice
オープニングアクト:BEYOOOOONDS・ハロプロ研修生ユニット
配信日時
2021年11月24日(水)17:30~
販売価格
3,850円(税込)
販売期間
2021年11月10日(水)18:00~2021年11月24日(水)20:00
特設サイト
販売および視聴方法など、 詳しくは特設サイトよりご確認ください。
https://www.hikaritv.net/sp/juicejuice_concert2021_familia/?cid=ent_video_jj_ct21fm_nr_1
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合同オーディションもあるしすごいことになりそう。
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