【4代目バチェラー黄皓インタビュー】再び旅路についた真意を告白 波乱の展開は「僕の中では何も後ろめたさはない」(1/2 ページ)
「番組史上最大の波乱」が待つというエピソード4の配信を前に、本人を直撃しました。
シーズン3の衝撃の結末からはや2年、Amazon Prime Videoに『バチェラー・ジャパン』が戻ってきました。
11月25日から配信が始まった婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4は、容姿端麗、高学歴、高収入のバチェラー(独身男性)を多くの女性が奪い合う様を描いた人気シリーズの最新版。初週はエピソード3まで配信され、久々の“華やかな地獄絵図”に注目が集まっています。
シーズン4では、シリーズで初となる海外からのスタートとなった他、過去最大となった女性応募者数、過去シリーズからの参加者、エピソード1のローズセレモニー後にホストを担当する坂東工さんから告げられた意外な展開、さらに、これまでの『バチェラー・ジャパン』では見られなかった“本国のバチェラー”を思わせる参加者の行動など、序盤から見どころが多いですが、特筆すべきはバチェラーの人選です。
今回のバチェラーは、2020年にAmazon Prime Videoで配信された“男女逆転版バチェラー”『バチェロレッテ・ジャパン』の参加者で、最後の2人に残った実業家の黄皓(こう・こう)さん。かつて、本当の自分の姿を出しきれず、真実の愛をつかめなかった男が、バチェラーとして再び舞い戻ってきました。
初週に配信されたエピソード3までで既に不穏な空気が漂い始め、エピソード4は「番組史上最大の波乱」が待つとされる『バチェラー・ジャパン』シーズン4。黄さんに今思うところを聞いてみました。
恋愛的な引きずりはなかった――『バチェロレッテ・ジャパン』後、再び旅路に戻ってきた黄皓の真意
―― これまでの『バチェラー・ジャパン』はもちろん、『バチェロレッテ・ジャパン』も全て見てきた人間としては、今回は意外な人選という印象です。『バチェロレッテ・ジャパン』参加からバチェラーとなったいきさつを聞いていきたいのですが、最初に、黄さんが『バチェロレッテ・ジャパン』で男として学んだことはどういうものだったのかを教えてください。
黄 僕に限った話ではないでしょうが、普段、男性の恋愛している姿を身近で見ることはあまりないんです。友人の恋愛相談をそんなに聞くわけでもなければ、男性の友達が女性を口説いてるのを目の当たりにすることも多くなかったから、どういう口説き方をしているのか知らないわけです。
僕自身は口説き方やアプローチを自分なりのスタイルでやってきましたが、『バチェロレッテ・ジャパン』では、あんなに恥ずかしげもなく感情表現して、あんなに真っすぐ愛情を伝えるやり方もあるのだと学んだので、(當間)ローズや杉ちゃん(杉田陽平)の影響はすごく多かったです。言葉で感情を伝えてもらいたい瞬間も多いでしょうし、ローズみたいに抱きしめてあげるだけで安心する瞬間もあるでしょう。
『バチェロレッテ・ジャパン』のときの福田萌子さんは、ものすごい不安だったと思うんです。僕は最初それに気付けなかった。彼女は“選択肢”を持っている人間だったから、選ばれる男性参加者である僕らの方が不安なはずだと考えていましたが、そもそもみんなが自分のことを本当に愛してくれているのか不安な中、杉ちゃんやローズが寄せた「好きだよ」とか、大切に思っているという言葉はすごく彼女を安心させただろうし、それは本当にいい勉強というか学びでした。
―― 『バチェロレッテ・ジャパン』の後、バチェラーとなるまでの黄さんはどんな日々を過ごされていたのでしょう。実業家として仕事に精を出していたのか、恋愛絡みの部分で消化できないものを抱えたままだったとか。
黄 恋愛的な引きずりはなかったです。あの旅でも精いっぱいの答えを出しましたし、萌子さんが出した答えもそう。あの結末に対してちゃちゃを入れる立場にもなければ、そうさせたのも自分だったので、それを引きずったりは正直ありませんでした。
ただ、萌子さんも言っていたように、もっとリスクマネジメントをせずに接することができたら変わったのかなと思うことはあります。でもそれは、萌子さんをもう一度口説き直したいという感情ではなかったです。どちらかといえば、(『バチェロレッテ・ジャパン』の参加で)2、3カ月仕事に完全に穴を開けてしまったので、旅の後は仕事に忙殺されていて、こと恋愛について言えば、この1年は本当に恋愛できる状態じゃなかったんです。
―― 恋愛できる状態でなかったのは仕事が主な理由ですか?
黄 1つはメディアに出て人の目に触れたことで、色眼鏡をかけた状態で異性と接することが多くなったから。誰も本気にしてくれないし、僕もあと一歩踏み込みづらい。交わしたやりとりがそのままさらされたりするようなリスクもある。恋愛をしたい30代半ばの男性としての僕と、会社の代表としてしっかりしないといけない自分、両方の葛藤があるので、なりふり構わず誰かを口説いたりアプローチすることもなく、どちらかといえば仕事仕事な1年でした。
―― そういう状況にありながら、なぜシーズン4のバチェラーとなったのかが気になります。その辺りのいきさつを。
黄 今回のバチェラーの候補として自分の名前が挙がったことは当然うれしかったです。ただ、本当に自分にできるのかなという不安な気持ちと、プライベートでなかなか恋愛できない、後ろめたいことは何もしていないけれど、さらされ方によっては一気に不利になる状況を危惧していた中で、『バチェラー・ジャパン』ってある種すごくフェア。全てを人にさらけ出す分、堂々と恋愛できるなと思ったことが1つ。
もう1つはやっぱり『バチェロレッテ・ジャパン』で全てを出し切れなかったこと。僕は萌子さんに合わせたコミュニケーションをしていたつもりでしたが、結果として、本当の自分を知ってもらえきれなかった。今回自分が萌子さんの立場に立って15人の女性と向き合うことになったときに、まるっと自分を出したらどんな化学反応、どういう評価をしてもらえるのか、自分のことを一生大事にしてくれる人がその中にいるのかなと純粋にワクワクしたのもありました。
―― 不安と好奇心があったと。そのせめぎ合いがあったとして、一歩踏み出せたポイントは?
黄 人生は1回しかないということ。明日死んでもおかしくない中で『バチェラー・ジャパン』『バチェロレッテ・ジャパン』もご縁があって参加することができた。そういうチャンスは誰にも平等に巡ってくるわけじゃないですが、僕にはたまたまその話が来た。こういうのって運命だし、目の前に飛んできたものを全力で楽しむ“遊び”が人生にはあっていい。だからこそ出たいと思ったし、そこで見つけたパートナーと結婚するのを僕はすごく面白いきっかけだと思っています。
今までも恋愛したことがないわけじゃなくて、真剣な恋愛をしてきましたし、婚約したこともあります。でも結婚に至らなかった。タイミング、フィーリングだけじゃなくハプニングが絶対大事だと思う中で、『バチェラー・ジャパン』ってフィーリングこそ自分たちで見つけるものですが、タイミングとハプニングが用意された場所で、これは自分の背中を押す1つのきっかけになるだろうと思ったので、ここで結婚するパートナーを見つけること自体に違和感はなかったです。
―― 『バチェロレッテ・ジャパン』は選ばれる側、『バチェラー・ジャパン』は選ぶ側です。そうした違いは感じましたか?
黄 『バチェロレッテ・ジャパン』のときは、「選ぶ側はいいよな」と(笑)。僕らは一生懸命アピールして、あとは天命を待つだけで、ある種、最後の決断というか責任を他人に押し付けられる。でも、いざやってみると、選ぶ側の方がしんどいぞと。
本来、みんなが追い求める存在のはずなのに、歴代のバチェラー、バチェロレッテは多分みんな不安。本当に好きでいてもらえてるのかなとか、本当に彼女たちが追うにふさわしい人間でいれているのか、彼女たちの言葉は本心なのかどうか勘ぐっちゃうのが旅の常だったので、選ぶ側が優位だと思ったら大間違い。
特に今回は僕がバチェラーだと知らずに女性たちはエントリーし、僕からすれば超不利なところからのスタート。選ぶ側だけど見定められる側でもあるのは難しかったし、苦しかったですね。
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僕はそれを見ていて、美しいとさえ思いましたね――坂東工
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