粘土で作った実寸大ポケモン「ナエトル」がすごいクオリティー ゲームの中から出てきたみたい!:ねとTube(1/2 ページ)
ポケモンを粘土で造形しているねんどよしりんさんにお話を聞きました。
最近発売された「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」の御三家、わかばポケモン「ナエトル」を実物大で再現した粘土作品が、ぎゅっと抱っこしたいかわいさです。作者は、粘土でポケモンの立体作品を作っている、ねんどよしりん(@plasmaclusterha/YouTube)さん。
今にも動き出しそうないきいきとした姿のナエトル。かわいいだけでなく、一輪挿しにもなっていて、頭の葉っぱは本物を差しています。コロンとした形のボディやつぶらな瞳の再現度がすごい……!
メイキング動画もYouTubeで公開中。固めたアルミホイルを土台に粘土で造形し、表面をなめらかに磨きあげて、着色していく過程が見られます。瞳の部分を頭とは別に作る細やかさや、目のキラキラにはレジン液を使うなどの工夫が光っています。海外の視聴者も多いようで、動画には英語で「大好き!」「最後すごくかわいくてちょっと泣いた」などのコメントも。
これまで「iPhoneを充電できるデデンネ」「スタンドライト機能を搭載したチョンチー」など、便利機能つきの実寸大ポケモンを造形してきたねんどよしりんさんに、造形を始めたきっかけなどを聞きました。
―― ポケモンの粘土造形を始めたきっかけはなんでしょうか?
ねんどよしりんさん アニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」を見てハマったことがきっかけです。今までのポケモンと違って、ポケモン目線でのストーリーが多く、登場人物一人一人にしっかりとスポットが当たっており、大人になってからポケモンにあらためてハマりました。その中に「ロトム図鑑」というお腹に液晶画面があるポケモンが登場するのですが、それを実物大で作ってみたい! と思って作ったことがはじまりです。あと暇つぶしです。
―― 好きなポケモンは?
ねんどよしりんさん 私が今まで作ったポケモンは、みんな好きです。同じポケモンでもアニメやゲーム、イラストなどで少し違う部分があるので、そこをうまくかみ砕いて作っていく中でそのポケモンが好きになっていきます!
それ以外では「ケッキング」というポケモンです。めっちゃ強いんですけど2ターンに1回なまけて行動できなくなるポケモンです。私もかなりなまけ癖があるのですが、やる時ちゃんとするので、どことなく自分と似てると思って好きです。
―― ポケモンのゲームはどのバージョンから遊んでいましたか
ねんどよしりんさん ゲームは「ポケットモンスター エメラルド」から遊んでいます。中学生のころ、買ったと同時に盲腸になって2週間の入院中ずっとやっていました。
―― 製作するポケモンはどのように選んでいますか? 製作する上でのこだわりは
ねんどよしりんさん 今まで誰もやったことがないものを作りたかったのと、「実寸大」「機能付き」というところにこだわりをもって、本当にこの現実世界にポケモンがいたらどうなるか、と想像しながらポケモンを選んでいます。あと造形師の性か、有名どころは作らず、マイナーなところに手を出しがちです。
―― メイキング動画投稿に乗り出したきっかけは?
ねんどよしりんさん ポケモン好きのグループチャットで、自分より先にYouTubeをしている方から声をかけられたことです。もともとPCも撮影も苦手で、しばらく断り続けていましたが、「よしりんさんなら絶対成功する」と言われ続けしぶしぶ始めました。
―― 動画を制作する上で工夫していることは何ですか
ねんどよしりんさん 以前は面白おかしく工夫しようと字幕入れたり、合間合間にいろいろしてましたが、今はとにかくシンプルな動画を心がけています。特に海外の視聴者数が全体の8割を超えるので、誰にでも分かりやすくが重要だと思います。しかし、たまにふざけます。やっぱ再生回数より自己表現の場だと思ってるので!
再生リストのねんどよしりん全部を見ていただくと、いろいろ失敗と成功を繰り返してるなーと見ていて分かると思います。
また動画はとにかくいい機材を使って撮影・編集しようと心がけてます。収益化もしてないころでしたが、40万円のPCを買って後戻りできなくしました(笑)。
画像提供:ねんどよしりん(@plasmaclusterha/YouTube)さん
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