お姫様じゃなくて「普通の女子高生になりたい」　いじめられながら高校で働く清掃員シンデレラの漫画（1/2 ページ）

　継母たちにいじめられるも、王子様に出会って幸せに暮らすことになる童話「シンデレラ」。そんなシンデレラの舞台を現代の高校に置き換えた漫画が好評です。 作者はTwitterに漫画を投稿しているチャロス（@Cha_ros）さん。

　15歳で高校の清掃員をしている灰島エラは、同い年くらいの生徒たちからいわれのないイジメを受けています。美しい顔は汚れ、バケツの水を被った体はびしょぬれ。悔し涙をこらえていると、1人の男子生徒がハンカチを差し出しました。

　しかしイジメられることに慣れたエラは、背中を向けて断ります。親がおらず、お金もないエラは、せめて雰囲気だけでも味わおうと高校で働くことを選びました。たとえ周囲から見下され、ひどい扱いを受けたとしても……。

　それでも本当は女子高生になりたいと、涙ながらに本音を漏らすエラ。男子生徒は国語の教科書を地面の上に置きながら、「自由」について説きます。お金がなくても「学ぶ自由」、そして彼がそこに「教科書を置いて帰る自由」があると。彼は教科書の処分をお願いすると去って行ってしまいました。

　続く第2話では、教科書を返そうと校内へ入ったエラにさらなる苦難が訪れます。

　現在までに投稿されている第1話と第2話はまだ序盤で、今後エラがどういった変化を遂げていくのかは見えてきません。今後も不定期で更新されていくようです。現代の“灰かぶり”を描くのか楽しみですね。

作品提供：チャロス（@Cha_ros）さん