是枝裕和監督が手掛けるNetflixドラマ「舞妓さんちのまかないさん」が2022年配信　森七菜と出口夏希のW主演（1/2 ページ）

　「海街diary」「万引き家族」などの作品で知られる是枝裕和監督が総合演出・監督・脚本を手掛けるNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」が配信決定しました。是枝監督とNetflixのタッグはこれが初。森七菜さんと出口夏希さんのW主演で2022年に全9話で配信予定です。

　同作は、小山愛子さんが2016年から『週刊少年サンデー』で連載中の同名作品が原作。京都の花街を舞台に、舞妓（まいこ）たちが共同生活を営む屋形（やかた）の「まかないさん（＝ごはんを作る仕事）」となった主人公キヨが、青森から一緒にやってきた親友で舞妓のすみれとともに花街で暮らしていく日常を、芸舞妓の世界と食生活を通してつづった物語。2021年にはJ.C.STAFF制作のテレビアニメも放送されました。

　Netflixで配信されるドラマでキヨを演じるのは、森七菜さん。新海誠監督のアニメーション映画「天気の子」で、ヒロイン声優の座を射止め広く知られるようになった森さんは、園子温監督が総監督を務めた「東京ヴァンパイアホテル」や白石晃士監督の映画「地獄少女」、岩井俊二監督の映画「ラストレター」などにも出演し、俳優として豊かな経験を積んでいます。森さんとのW主演となる出口夏希さんは、キヨの幼なじみで舞妓として“百年にひとりの逸材”と将来を期待されるすみれを演じます。

　キャストはこの他、蒔田彩珠さんや松坂慶子さん、常盤貴子さん、芸妓（げいこ）役で橋本愛さん、松岡茉優さんら。是枝監督は「先輩芸妓さんを含めた女優たちが醸し出すアンサンブルの妙が、この作品の最大の魅力」だとしています。

　また、企画に川村元気さん（『告白』『悪人』『モテキ』『君の名は。』）が参加。各エピソード演出を、津野愛さん（『十年 Ten Years Japan』）、奥山大史さん（『僕はイエス様が嫌い』）、佐藤快磨さん（『泣く子はいねぇが』）ら次世代を担う注目監督が担当します。