ニュース

「ぶっちぎりに感想がもらえる」とうたった小説投稿サイト「ソナーズ」、直近10件の感想しか見られない 公式「何をすれば制限が解除されるか……察しはつきますよね?」(1/2 ページ)

【追記あり】感想のロック制限は、有料で解除されるようにするつもりです。

advertisement

 「ぶっちぎりで感想がもらえる」とうたった小説投稿サイト「ソナーズ」のβ版が直近10件の感想しか見られないという矛盾を抱えた仕様でリリースされ、ユーザーから不満が噴出。これに対し公式が「何をすれば制限が解除されるか……察しはつきますよね?」と課金機能の追加を匂わせる投稿をし、さらに批判を集めています。

 「ソナーズ」は、匿名メッセージサービス「マシュマロ」を運営するDiver Downが公開したサービス。投稿者の作品に対し、文単位でいくらでも「いいね」を押すことができ、感想を送ることで2作目が読める仕様。クリエイターの悩みである、感想がなかなか集まらない状態を払拭する仕組みが目玉のサービスでした。

 しかし、10件以上の感想をもらうと古い順にロックがかかってしまい、投稿者はその感想を読めない仕様だということが発覚。当初のうたい文句と矛盾した状況に、ユーザーから公式に対して何を目的としたロック機能なのか疑問が届きました。

advertisement

 公式は、「感想に最も価値が置かれるソナーズなら、何をすれば制限が解除されるか……察しはつきますよね?」となぜかユーザー側に逆質問。投稿者が少し見ないうちに感想が10件以上来ることを想定しておらず、「さすがにリリース直後に改善もせずそんなことが確実に起こると想定していたら、頭がおかしいと思います」と今後の改善予定を示唆しました。

 ただしロック制限を解放するための機能はすぐに実装できないため、有料会員向けに「制限をなくせる手段を最低でも一つは用意することを検討しています」と回答。いきなり有料は酷であるため、「熱心なユーザー」には無料体験期間も用意する予定です。

公式の回答

 この回答に、「感想が1日10件以上くるユーザーは想定外とかそんなアホな」「感想を読むためには課金しないとダメとか……そんなことをしたら大量に感想を貰っているユーザーは既存のサービスに戻るに違いない」と批判の声が上がっています。

 また、「察しはつきますよね?」という公式のコメントに「回答に『察し』だなんて論外」と怒りを顕にする人が続出したほか、独特な言い回しが大喜利として一部で人気を呼ぶ事態にもなっています。

【追記】公式が謝罪

 ソナーズを運営するDiver Downは1月20日、「ソナーズおよびマシュマロ公式Twitterアカウントの活動とその影響により、利用者の皆様が感想をもらいづらい状況を作ってしまいました」として、利用者に謝罪しました。

advertisement

 改善策として、今後は「ソナーズ」と「マシュマロ」のTwitterアカウントを複数人でチェックする運用体制に変更すると発表。また、不満が多かったコメントが読めなくなってしまうソナーズの仕様については、「既読後24時間まで感想を読める」といった改修を行った上で、今後は利便性を高める課金プランの開発を急ぐとしています。(1月21日10時40分追記)

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. そうはならんやろ “0円の画材”と“4万円の画材”、それぞれでジョーカーを描いてみた結果に驚き【海外】
  2. マクドナルド、兎田ぺこらとのコラボ匂わせ→斜め上の解釈で生まれた“架空のキャラ”に爆笑 「それにしか見えないw」
  3. 「ジオング」を“貴婦人風”に徹底アレンジした結果…… 2年がかりの“超大作3DCG”に反響 「立体化してほしい」
  4. 心身不調の壇蜜、1年の“30%以上が入退院”な難事に本音吐露 次々襲うネガティブ変化に「難所は多種多様」「長生きって難しい」
  5. 100均のクッションゴム、まさかの使い方に目からウロコ 家中の“プチストレス解消法”に「思いつかなかった!」「これはすごい」
  6. 「普通に失礼だとか思わないんかな」 小浜線公認キャラの展示パネルを覆うように“貼り紙”で謝罪 観光協会「不快な思いをさせた」
  7. 売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪
  8. 大竹しのぶ、お別れ近づく“孫娘”と笑顔のペアルック 10年後の17歳でも「私達の事覚えていてくれるかなぁ」
  9. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  10. 患者から「相談しづらい」と言われた男性医師が決断→イメチェンした爽やかな姿に「うぇ!? 同じ人!?!?」「髪型変えると表情も変わる」