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文単位で「いいね」がつく小説投稿サイト「ソナーズ」β公開 「決めぜりふが評価されたらうれしい」「承認欲求満たされそう」と話題

「マシュマロ」の運営元による尖ったシステム。

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 匿名メッセージサービス「マシュマロ」を運営するDiver Downが、小説投稿サイト「ソナーズ」のβ版を公開。作中の一文に対して「いいね」がつけられる、ユニークな仕組みで注目を集めています。

ソナーズ ソナーズはTwitterアカウントと連携で始められます
ソナーズ 作者は「作品のどこが読者に響いているのか」を知ることができます

 小説を書いているマシュマロユーザーの、「小説だと反応が得にくい」という悩みに応え、「感想の届きやすさ」を目指して開発されたサイト。読者は文をクリックしてハートをつけ、手軽に「ここが良い」「このせりふが気に入った」といった気持ちを伝えられます(見えるのは自分がつけたいいねのみ)。

 書き手側の画面では、全ての読者から寄せられた「いいね」がリアルタイムで更新されます。読者がどの部分を気に入っているのか、視覚的に表示されます。

 感想文も読者が送りやすいよう、マシュマロと同様に匿名化。正式リリース後は、読者がどのように読み始めてどう読了したかといったデータが分かる、高度な分析機能も予定されています。

 Twitterでは「作者も読者も楽しくなりそう」「承認欲求が満たされそうでやばい」「承認欲求のものすごい細分化」「自信満々で書いた決めぜりふにハートがつかなかったらへこみそうw」など、好意的な意見が多数。ただし現在はβ版ということで、検索等の読者と作品を結びつける機能が乏しく、今のところフォロワーが多い人でないと作品が読まれにくい問題はあります。

 こうした背景もあり、運営は「作品を投稿できるのは、Twitterで3人以上の会員を勧誘し、サービスの普及に協力してくれたユーザーのみ」と制限。これには「ぼっちには厳しい」といった声も多く、正式なサービス開始が待たれます。

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