『ドカベン』『あぶさん』手掛けた漫画家・水島新司さんが肺炎で逝去 末次由紀や森川ジョージ、G.G.佐藤らが追悼(1/2 ページ)
漫画家や野球関係者、ファンから悲しみの声があがっています。
野球漫画『ドカベン』『あぶさん』『野球狂の詩』などで知られる漫画家の水島新司さんが、1月10日に肺炎で逝去していたことが分かりました。漫画家の末次由紀さんや森川ジョージさん、元プロ野球選手で野球解説者のG.G.佐藤さんらがTwitterを通して哀悼の意を表しています。
2020年12月1日に、63年年間の漫画家生活から引退することを発表していた水島さん。2022年1月17日の報道によると、水島さんは肺炎のため東京都内の病院で10日に逝去し、既に家族のみの葬儀が行われたとのことです。
この訃報を受け、『ちはやふる』などで知られる漫画家の末次由紀さんは「2020年末に引退宣言された時に『野球が好きな先生だから<引退>というのをしたかっただけで、復活なさる気がする』と友人と話していたのですが…。勝手なことを言えば、復活が見たかった…」と復活がかなわなかったことを残念そうにツイート。
また、『週刊少年マガジン』でボクシング漫画『はじめの一歩』を連載している森川ジョージ先生は「160キロの豪速球、老いてなお現役、僕らが小学生だった頃夢として描かれていたことが次々と現実になりました」「どれほどの人に影響を与えたのでしょうね。凄い作家、としか形容できません」と水島さんの先見の明と才能をたたえていました。
また、『あぶさん』に登場したこともある元プロ野球選手で現在は野球解説者として活動しているG.G.佐藤さんは突然の訃報に驚きながらも、「『あぶさん』にG.G.佐藤を登場させていただいたこと、作品のなかであぶさんとお話させていただいたこと、とても光栄で、一生の思い出です」と感謝の気持ちを伝えていました。
他にも『ドカベン』直撃世代である参議院議員の三原じゅん子さんや元プロ野球選手で野球解説者の高橋慶彦さん、お笑いコンビ「ダイノジ」の大谷ノブ彦さんらが水島さんの死を追悼しています。
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