今回もヤベーやつたくさん! 東京オートサロンでキラリと光っていた「ブッ飛び学生カスタム」大集合(3/4 ページ)
車名「軽ニッヒ」「逆襲の車アー」だとぉ、こりゃなんだぁぁ!
本家がアレならば、こっちはコレだ! 日産自動車大学校
日産自動車が東京オートサロン会場で新型「フェアレディZ」を披露(関連記事)して注目を集める中、日産系である日産京都自動車大学校も、現行フェアレディZ(Z34型)らしさを残しつつ、美しい初代フェアレディZ(S30型)スタイルにしたカスタムコンセプトカー「S340Z」を展示しました。
S340Zは、S30型のスタイルを目指し、ボンネット、丸目ライトのフロントフェンダー、バンパー、スポイラーの他、テールランプガーニッシュ、リヤゲートを自作して換装。見た目は渋い初代スタイル、中身は現代のZ34型/VQ37VHRエンジンというパッケージに仕立てました。
この他、日産愛知自動車大学校の「P80's」もきれいでした。
P80'sは、日産の伝説パイクカー「PAO」をベースに「おしゃれな学生が乗りたくなるクルマ」をテーマに制作。今なお通用するかわいいPAOのデザインに、オーバーフェンダー、深リムホイール、手曲げロールゲージで、クルマ好きにとっての“おしゃれ”を盛り込んだ1台です。
「逆襲の車アー」って何だよ……! トヨタ東京自動車大学校
トヨタ東京自動車大学校は、ガチに挑む学生フォーミュラ大会のEV車両のほか、「セリカ」にフォーカスしたカスタムカーを持ち込みました。
1台目は「私をオートサロンに連れてって」。流面形と言われたST162型セリカをベースにしたカスタムカーです。もちろん車名の由来は映画『私をスキーに連れてって』(1987年)ですね。
若者が気軽に乗れる四駆車、RVのようなクルマも少なかった時代、四駆ターボモデルでWRCにも参戦した「ST165型のセリカGT-FOUR」が雪道を爆走したかっこよすぎるシーンを鮮烈に覚えている人は……恐らく昭和世代の皆さんです。
筆者はまだ生まれていません。学生さんらもそうでしょう。そんな来場者に旧車の魅力を味わってもらおうと制作しました。自動車ヘリテージの継承、たいせつ。
もう1台は「逆襲の車アー」……! ST205型のセリカ GT-FOURをベースに、90スープラの顔を融合して、おぉぉ、一気に現代風スタイルになりました。
赤いから「シャア」なのでしょう。「スマートな時代に逆行するかのように、ガソリン車の臭いと野性的な魅力に溢れる車両に仕上げました」とのことです。
がんばれ未来のクルマクリエイター。ねとらぼは今後も応援していきます!
(大泉勝彦)
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