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夏休み、田舎町で“白骨死体”を探しに行く 訳ありげな2人の少女の漫画が刺さる(1/4 ページ)
白骨死体を探す、その理由は……。
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夏休みに訳ありげな少女2人と犬1匹が“白骨死体”を探す漫画「帰り途(みち)」がぐっと心に刺さる物語となっています。作者は漫画家の矢嶋こずみ(@kosmy8588)さん。
夏休みの間、東京から父の実家を訪れた優希は、海で知らない女の子に話しかけられ、「この町のどこかにある白骨死体」を一緒に探そうと誘われます。他にやりたいこともなかった優希はその誘いに乗り、実家の犬のポン太と一緒に白骨死体探しへ。
白骨死体は「10年前に行方不明になり、殺されて埋められた女の子」だという女の子。うさんくさいとは思いつつも優希が死体探しに付き合うのは、彼女にとって「気持ちをリセットする」「他の記憶で埋め尽くす」ものが必要だったからでした。
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女の子と一緒に過ごすうちに、優希は気付きます。彼女のおかしいほどに白い肌と、町を歩く子とは違う制服。その“正体”に思い至りつつも、彼女と死体探しを続けます。女の子の正体は、白骨死体は見つかるのか――その答えは漫画で確かめてください。
理不尽にさらされた結果、学校に行けなくなった優希と、妹とケンカ別れしたままになってしまった女の子。寄る辺なく無力だった2人が手をつないで夜道を進む、その背中からはさまざまなものがずっしりと心に伝わってきます。“帰り途”を探す2人の小さな旅の、悲しくも、希望のある物語には読後も余韻が残ります。
矢嶋さんは同作の他にも多数の創作漫画を公開。pixivで読むことができます。
作品提供:矢嶋こずみ(@kosmy8588)さん
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