「娘の彼氏よ、貴様が食べているチョコを作ったのは この俺なんだ」 お父さんが3年間作った、遊び心あふれるバレンタインチョコにほっこり(1/3 ページ)
手作りチョコ三部作。
娘の彼氏にこっそりバレンタインのチョコレートを手作りしていたお父さんの投稿が、遊び心にあふれていてほっこりします。
投稿したのは、七味唐辛子販売を手掛けるシャリ(@shaleed)さん。2019年のバレンタインデーに、手作りチョコの写真と娘の彼氏へ向けたメッセージをTwitterに投稿したのが始まりでした。「恐らくは明日 貴様がおいしいおいしい食べているチョコを作ったのは この俺なんだ」「無駄にこだわってしまって色んなフレイバーをしこんでいる 本当にすまない」と投稿された写真には、丁寧に梱包された手作りチョコレートが。キャラクター型のお菓子まで添えられており、かなりこだわった仕上がりです。
翌2020年のバレンタインデーにも再び娘の彼氏へのメッセージと、コンビニで買えるおつまみを隠し味にしたチョコタルトが投稿されました。「時間が無かったからお菓子とおつまみナッツをチョコに混ぜただけの手抜品だ」と書かれていますが、完成品の写真はトッピングにバリエーションがあり、丁寧に味付けされているように見えます。熱燗と合わせてチョコレートを溶かす様子など、手作りする様子も公開してしまうお茶目ぶり。上機嫌で仕込みをしていることがうかがえて、ほほえましい気持ちになります。
1年の間を開けた2022年の投稿では、これまでの手作りチョコとは違い、「ほぼ市販品」なチョコが用意されています。「今回はそれでいいんだ」というその理由は、彼氏が先日スーツ姿でやってきて、「娘さんと結婚させてください」とあいさつに来たから。
ずっと付き合っていた彼氏と娘の結婚を喜び、上機嫌でとっておきの酒を振る舞ったというシャリさん。しかし「大切な娘を嫁に出す父親」として小さな抵抗を表現したバレンタインチョコには、七味唐辛子をたっぷりと入れたチョコレートを忍び込ませるイタズラも。巧妙な罠を仕掛ける遊び心がかわいらしい……!
娘の彼氏ではなく、娘の夫となった彼に向けて、「娘を幸せにしてやってください。どうか、どうかよろしくお願い致します」と言葉を送り、幸せとイタズラ心満点で“義父チョコ”ツイートは一区切りを迎えました。
ちなみに、初回の投稿からTwitterで話題になり過ぎたため、娘の彼氏(夫)には、シャリさんがチョコを作っていることはバレてしまっていたとのこと。彼氏はシャリさんのフォロワーになり、娘さんがいなくても一緒に遊ぶくらい仲良しになったのだとか。なお七味唐辛子チョコも既にバレていたため、ロシアンチョコレート対決をすることになったそうです(2周目でシャリさんが“当たり”を引いてしまったのだとか)。
編集部では、シャリさんに“義父チョコ”誕生のきっかけについて聞きました。
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