社内で義理チョコ廃止→ならば自分で買えばいい バレンタインを満喫するチョコ好きおじさんの漫画がかわいい
義理チョコの習慣は不毛かもしれないけれど、チョコ好きが個人で楽しむ分にはそれでいい。
バレンタインデーの義理チョコ文化には批判も多く、近年は禁止とする企業も出てきています(関連記事)。これも時代の流れとはいえ、さみしく思っている男性もいることでしょう。そんな世情を描いた漫画「おっさんずバレンタイン」が、かわいらしいと好評です。
「女房もくれなくなったし、今年はもうチョコを1つももらえない」と喫煙室で悲しむベテラン社員、一条の嘆きから物語はスタート。コンプライアンス部の決定により、バレンタインの習慣が社内で全面禁止となったのです。同輩の二宮も、憤る一条をなだめてはいますが、やはりチョコレートを食べられないのが残念な様子です。
そんな2人に、若手社員の四ツ谷は「お返しとかめんどいしチョコとかいらなくないっすか」「そんなにチョコが欲しいなら自分で買えばよくないっすか?」と、クールに正論を突きつけます。一条は「何が悲しくて自分で……」と反発しますが、二宮は「それは妙案かも」と納得。自分で買うのがイヤなら男性同士で交換すればいいと、アグレッシブにイベントへ参加するよう提案します。
一条はいまいち納得がいっていない様子でしたが、3人は思い切って催事場のチョコレート売り場へ。華やかな品ぞろえにうっとりした二宮は、実は甘い物が大好きなのだと告白します。いろいろと眺めているうちに、不満げだった一条もすっかりノリノリに。付き合わされた四ツ谷に「一番高いやつ買ってください」と言われても、「金ならありますからね我々は」「そこだけは小娘なんかに負けませんよ」などと、おじさんならではの余裕を見せつけます。
全力で買い物を満喫して、二宮も一条もニッコリ。ずっとクールに振る舞っていた四ツ谷も、まんざらではなさそうです。そして3人は翌日、休憩タイムにチョコの交換を和気あいあいと楽しむのでした。あまりにも楽しそうで、女性社員も嫉妬気味?
漫画家のらくたしょうこ(@rakutadesu)さんが描いたこの作品は、「キャッキャしているおっさんたちかわいい」「優しい世界」など、好評を博しました。バレンタインには面倒事もありますが、二宮たちのように純粋にチョコを楽しむ日にしてしまえば幸せに過ごせるはず。
作品提供:らくたしょうこ(@rakutadesu)さん
関連記事
- 学生時代のバレンタイン、何もなかったはずが…… 強引にハッピーエンドが訪れる漫画にハートがキュッとなる
最初はよくある「悲しいバレンタインの思い出」ですが……。 - 「義理チョコをやめよう」バレンタインに向けたゴディバの広告が話題 ゴディバジャパン社長が広告に込めた思いは
社長「私も全然もらえません(笑)!」 - 「義理」でなく「ブリ」 くら寿司、チョコ入り飼料で育った「チョコぶり」をバレンタインに提供
カカオポリフェノールの抗酸化作用で、切り身の鮮度を維持しやすいのだそうです。 - 「これはやばい」「普通の人にはない感性」 自分の「顔面チョコ」を彼氏の誕生日にプレゼントした画家を取材
「顎から割りながら食べ進めました」とのこと。 - 自宅よりも守りたいものがある……! 自宅警備隊が体を張って「血のバレンタイン作戦」を決行
ただのいい人じゃねーか!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.