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でっかいモルカーとすみっコの雪像がすごいクオリティー 北海道の郵便局長が毎年作る雪像が話題、その誕生のきっかけを聞いた(2/3 ページ)

「ひとり雪まつり」をしている局長にお話を聞きました。

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―― 雪像作りはどのようなきっかけで始めたのでしょうか?

安齋局長 きっかけは平成9年(1997年)の大雪のときに、私の子どもを喜ばせようと軒先の雪で簡単なキリンの雪像を作ったのが始まりです。近所の評判が大きくて、もっと楽しませてあげたいと、毎年その年の話題やウケそうな物をテーマに作るようになりました。

 最初は自分の子どもを喜ばせられたらいいなという軽い気持ちでしたが、段々クオリティーが上がってきたこともあり、近所の子どもたちが喜んでくれるのを見てやめられなくなりました。

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ひとり雪まつりの過去の作品

―― 雪像作りにかかった時間は?

安齋局長 今年(2022年)は1月31日から始めて2月8日に完成させました。もっと時間をかけてクオリティーを上げたかったのですが、母親の葬式が重なったことから、急いで最後は徹夜で仕上げました。今年の作品の自己評価は80点ですね。作業の最後は楽しみに待ってくれている地域の子どもたちへの義務感ですね(笑)。

 今年は気温が低く雪質がパウダースノーでなかなか踏み固められないので苦労しました。雪像作りは今は30歳になった息子も手伝ってくれていて、毎年の一家行事の側面もありますね。

制作の様子

―― 雪像を見た方の反応は?

安齋局長 雪像は郵便局前の津軽海峡をバックに撮影できる国道沿いにあります。記念撮影をする人が多く、地元のちょっとした観光名所になっていているようです。多いときには車が10台ほど停車してちょっとした渋滞になってしまうこともあります。

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 何よりも見てくれた人が「ありがとう」と言ってくれたとき、最高に達成感があります。

 木古内町は人口が3800人程度の小さな町ですが地元の簡易郵便局として地域に貢献できているとしたらうれしいですね。


 簡易郵便局の局長をするかたわら、安齋さんは木古内町の議員も務めています。自身の子どもを喜ばせようと始めた雪像作りですが、地元の子どもたちの笑顔に励まされ、今後も地域のために毎年体力の続く限りもっとクオリティーの高いものを作っていきたいということです。

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