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『のだめ』“ミルヒー”のセクハラ描写が変更されていた 原作者「私の中にもいろいろな時代があるようです」

コンプラ意識は否定。

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 漫画家の二ノ宮知子さんが2月23日にTwitterを更新。「地味にいろいろ、変わっていますよ」と現在刊行中の新装版『のだめカンタービレ』に手を加えた理由を明かしています。

のだめカンタービレ
2021年9月から新装版が刊行中(画像はAmazon.co.jpから)

 二ノ宮さんが言及したのは、主人公のだめが“ミルヒー”の愛称でおなじみのシュトレーゼマンと対面するシーン。オリジナル版では背後からのだめの胸をつかんでいたシュトレーゼマンの手が、新装版では肩をつかむ表現に変更されていました。

 シュトレーゼマンといえば、無類いの女好きとして描かれ、セクハラと受けやめられる描写も多かったキャラクター。二ノ宮さんは新旧『のだめ』の1コマを比較するファンのツイートに「久々に見たら、自分が引いたので、ちょっと直しましたよ」と説明しています。

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オリジナル版と新装版での変化に言及

 『のだめカンタービレ』は2001年から2010年まで連載。完結後の2017年頃から米ハリウッドを中心に起きた「Me too運動」に代表されるように、当時と比較して他人の権利を侵害する行為を許さないという風潮が現在では広く支持されています。

 一方で二ノ宮さんは「今のわたしの感覚で同等かな」とキャラクターの本質や表現の意図としては変わらないことを強調。世間からの圧力などではなく、自身の意識の変化によるものとして「コンプラとかじゃないです」と伝え、「私の中にもいろいろな時代があるようです」「単に自分が引くようなものを出すのは嫌なので」とファンのコメントに返答しています。

“ヤバい人”設定は変わらず

 二ノ宮さんの姿勢は、「すごい対応力だと思います。素敵です」「後世に残るものだからこそアップデートされていくことが重要だなと感じました」「原作と新装版を比べて、時代の変化を考える資料としても役立ちますね」 とおおむねファンからは好評を得ています。一方で「修正された事で彼のキャラが弱くなった気もする」「作品は作られた時代背景を担っているのが良いと思う」と否定的な意見も一部のファンから投稿されています。

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