映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」2023年秋に公開　新「悪魔くん」も2023年配信、主役には梶裕貴「恐れ多くも非常に嬉しい」

　漫画家・水木しげるさんの生誕100周年を記念したプロジェクトの続報が到着。新作映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の劇場公開が2023年秋に決定した他、声優の梶裕貴さんが新アニメ「悪魔くん」の主役を務めることも明らかとなっています。

　同プロジェクトは、水木さんの生誕99年を記念し、鳥取県で2021年3月に開催された「水木しげる生誕祭」で発表されたもの。2021年3月8日の生誕99年から、生誕100年、生誕101年の3年間を「生誕100周年事業期間」としてさまざまな取り組みを行うとしており、両作品の制作もその一環となっています。

　「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、2018年から2020年にかけて放送したテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースにしたもので、“鬼太郎の誕生”について隠された謎に迫るストーリー。鬼太郎役として沢城みゆきさん、鬼太郎の父役として野沢雅子さんが続投し、「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の古賀豪さんが監督を、「鬼太郎」第6期に関わった吉野弘幸さんが脚本を担当します。

　公開日に併せて、キャラデザの谷田部透湖さんが描き下ろした新ビジュアルも解禁。座敷牢の中で煙草を吸う鬼太郎の父と、背中合わせで一緒に煙草を吸う謎の男をフィーチャーし、「幽霊族の男、ここに…」というキャッチコピーが踊った、見る者にとって謎の多い1枚となっています。

　また、1989年のテレビアニメ版（以下、1989年版）から約30年後を描いた新「悪魔くん」についても、キャストをはじめとする新情報を一挙公開。悪魔に育てられた二代目悪魔くんにして天才少年の埋れ木一郎役に梶さんが抜てきされた他、悪魔くんにして埋れ木真吾役を務めた三田ゆう子さん、メフィスト2世役の古川登志夫さんが1989年版から続投します。なお、古川さんは2世に加え、新キャラとなるメフィスト3世役も務めるとのことです。

　1989年版でシリーズディレクターを務めた佐藤順一さんが総監督を、「えとたま」「蒼の彼方のフォーリズム」などの追崎史敏さんがシリーズ監督を担当。Netflixで2023年に全世界独占配信されることも決定しました。

　梶さんは1989年版を見ており、作品の世界観や主題歌が印象深かっただけに、オーディションに臨んだ際には「絶対にこの役をつかみ取りたい。この作品に携わりたい」という思いがあったとのことです。自身が演じることとなった大役に「恐れ多くも、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです」とコメント。

　大先輩たちと一緒できる喜びをかみしめつつ、「オリジナル版『悪魔くん』へのリスペクトの気持ちを大切に、誠心誠意、作品作りに臨んでいきたいと思っております」と宣言しています。

(C)水木プロ・東映アニメーション (C)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会