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JR九州高速船の「クイーンビートル」、4月から博多~門司港に就航 実現のカギ「日本船籍化」とは(1/2 ページ)

赤い船体がかっこいい水戸岡氏デザインのアレですよぉぉ!

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 JR九州高速船は、日韓航路に就航予定だった高速船「クイーンビートル」を日本船籍化し、2022年4月10日から博多~門司港間で運航します。


2022年4月から博多~門司港間を運行する「クイーンビートル」(JR九州高速船/YouTubeより)

 クイーンビートルは、2020年7月に博多~釜山間の日韓航路への導入を予定していた高速船(関連記事)です。同航路は2020年3月から感染症流行の影響で運休しており、クイーンビートル就航のめども立たない状態が続いていました。

 そこで同社は、クイーンビートルの船籍をパナマから日本へ変更する手続きを実施。2022年3月中に日本船籍化を終える計画です。この上で4月から博多~門司港間の国内航路も運行できるようにします。

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真っ赤な船体がかっこいいJR九州高速船の新型高速船「クイーンビートル」。デザインはJR九州の新幹線800系やクルーズ列車「ななつ星in九州」など、数々の鉄道車両や建築を手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏

 外国船籍の船は、船舶法により日本国内間の運航(カボタージュ)が制限されています。

 2022年現在は国土交通省の「沿岸輸送特許」により、博多港発着に限定した「国内遊覧」(福岡湾遊覧、糸島沖サンセット、沖ノ島遊覧の3コース)が特例で実施されていますが、外国船籍のままでは日本の港のどこからどこへ行くという「国内運航」はできません。クイーンビートルを日本船籍化することで、国内間の運航が可能になります。


日本船籍化することで実現する博多~門司港、「国内運航」の航路

クイーンビートルの国内運航予定

4月から週末に、遊覧と「博多~門司港間」の運航を実施

 博多~門司港航路は当面、土曜、日曜に運航。往路は博多港9時発、門司港11時45分着。復路は門司港16時発、博多港18時45分着です。

 片道運賃は大人(中学生以上)6600円、小人(小学生)3300円。プラス2500円のビジネスクラスも設定します。乗船予約は「STORES 予約」などにて。


博多発便では乗船特典として関門連絡船・巌流島連絡船の「トライアングル1日フリーパス」がもらえる(画像:関門汽船)

大泉勝彦

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