セカオワSaori、幼少期の性被害を告白 「親に言えなかった」「傷付いている女の子たちは多い」(1/2 ページ)
「怒られるかもしれない、と思って親に言えなかった」
ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のメンバーでピアニストのSaoriさんが3月9日にInstagramを更新。幼少期の性被害を告白し、「私たちの国の性教育は、遅れている」と強く訴えています。
「チョット遅れちゃったけど、まだ3月8日の国もあるよね」と国際女性デーを意識したミモザの写真を投稿したSaoriさんは、「知らない男性に『ズボンのチャックを一緒に閉めてくれないか』と声をかけられたのは、6歳のとき」と幼少期の性被害を告白。当時の記憶が鮮明に残っているようで、「『一人で閉められなくて困っていた』そう言われて、私は男性と家の陰へ行った。男性の息は荒くて、違和感を感じたけれど、人助けだと思ってチャックを閉めた」とショッキングな状況を詳細に描写しています。
Saoriさんは、「でも家に帰ったとき、間違ったことをしたかもしれない、と急に不安になった。怒られるかもしれない、と思って親に言えなかった」と性被害を告白することができず、全てを胸の内にしまっていたとのこと。「私たちの国の性教育は、遅れている。私は子どもの頃、自分の身体を大切にする方法や、自分の身体が感じるものを認めてあげる方法を知る機会がなかった」と当時のSaoriさんのような幼い子が正しく被害を訴えるためには、性教育の改革が不可欠だと感じているようです。
Saoriさんは続けて、「教わっていないのだから、分からないことも失敗することもあるだろう。でもその責任を取り、社会から糾弾され、傷付いている女の子たちは多い」と多くの女性が性被害に苦しんでいるとし、「男女平等がどれだけ実現されているか示すジェンダーギャップ指数は、156カ国中120位。システムから変えていく必要があると思っています」と提言しています。
ファンからは、「決して経験すべきではないことを経験し、かつお話を勇気を持ってしてくれてありがとうございます」「SOSって発信するのも受信するのも実は難しくて それには、知識が必要なのかな? と思う」など反響が続々。同じく幼少期の性被害を告白する人も多く、「どうやったらあの時の私は私を守れたのだろうかと考えても、なかなか答えは出ません」「せめて親に言えたらもっと楽になれたのにと思います」「家に着いた途端に汗と涙が溢れ出したのを今でも鮮明に覚えてます。私も当時、親に話せなかった…」など被害を打ち明けられないケースも少なくないようでした。
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