「避難所に行った時に困っていたのはトイレ」 サンドウィッチマン、被災地へトイレトレーラー寄贈
東北魂義援金に集まった約2000万円を宮城県からの提案でトイレトレーラーとして寄贈。
お笑いコンビ「サンドウィッチマン」が3月10日、宮城県気仙沼市役所を訪れ、災害時に避難所などで活躍する「トイレトレーラー」を同市からの提案で寄贈。11日には伊達みきおさんがブログを更新し、「きっと、非常時にお役に立てるはずです」と当時を振り返りながら、今後も支援していくことを伝えました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災当時から、毎年被災地を訪れているサンドウィッチマン。同年に設立した「東北魂義援金」で集まった4億円超(2021年3月末まで)の金額は、宮城県、福島県、岩手県の各県庁に届けており、震災から10年を控えた2021年2月には「これからは形になる何かを被災地に寄贈出来ないかと考えております」と伊達さんがブログで伝えていました。
そうしたいきさつから、今回は東北魂義援金に集まった約2000万円をトイレトレーラーとして寄付。納品は8月となるため目録を贈呈しており、菅原気仙沼市長はTwitterで「観光スポット、災害時、そして災害支援時に使わせて頂きます」とコメントしています。
伊達さんもブログを更新し、「震災直後、避難所に行った時に困っていたのはトイレでした」と震災を経験した自身の意見をコメント。「水が流れないとか、悪臭がとか…当時、様々な話を避難所で聞きました」「きっと、非常時にお役に立てるはずです」と願いをつづっています。
また、「震災後に全国の方々から支援して頂いた事に対し感謝を忘れずに、これからも東北沿岸の現在を発信して行きます」「コロナが落ち着いたら、是非とも東北旅行にいらして下さい」と感謝をコメントしています。
関連記事
サンドウィッチマン、東日本大震災「東北魂義援金」を岩手県知事に届ける 設立8年で総額4億円超えに
本当に頭が下がります。サンド伊達、11年連続で気仙沼を訪れ東日本大震災を振り返る 「あの日を体験して生き残った者として伝えて行きます」
震災当時、宮城県気仙沼市を訪れていたサンドウィッチマンの2人。「人間は、どうしても忘れてしまう」 東日本大震災から8年、サンド伊達がつづる“生かされた人間の使命”に反響
サンドの2人が開設した「東北魂義援金」には4億円を超える寄付金。「改めて襟を正す1日になれば」 サンド伊達、東日本大震災から9年で“防災意識の風化”に待ったをかける
伊達さん「3月11日がまたやってきた。あの日から丸9年か」。「我々は生きているから何でも出来る」 サンドウィッチマン伊達、東日本大震災から7年で被災地への思いをつづる
宮城県紙の河北新報で「復興に区切りなんてない」と訴えた伊達さん。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.