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「食べられる培養肉」の作製に日本で初めて成功 日清と東大が共同研究
独自に開発した「食用血清」と「食用血漿 (けっしょう) ゲル」を使用。
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日清食品ホールディングスと東京大学は、「食べられる培養肉」の作製に日本で初めて成功したと発表しました。肉本来の味や食感を持つ「培養ステーキ肉」の実用化に向けて大きく前進したとしています。
両者は2017年度から、「培養ステーキ肉」の実用化を目指した研究を共同で進めてきました。これまでの培養肉は、牛肉由来の筋細胞と食用ではない研究用素材で作製していましたが、今回は独自に開発した「食用血清」と「食用血漿 (けっしょう) ゲル」を使用することで、食用可能な素材のみで「培養肉」を作製できるようになったとしています。
この成果をもとに、日清食品が「食の安全」に関する知見を生かして構築した「培養肉」を食べるまでのプロセスについても、東京大学の倫理審査専門委員会から承認を得たといいます。「素材」と「制度」という2つの課題をクリアし、3月29日に研究関係者による試食を行っています。
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「従来の機器を使った分析に加え、人による官能評価が可能になったことで、味、香り、食感などの“おいしさ”に関する研究開発が大きく進展し、肉本来の味や食感を持つ『培養ステーキ肉』の実用化に一歩近づきました」(日清食品)
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