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生きる意味に悩んでいたころ、祖父母に会いにいった理由 「私が生きてるだけですっごい喜んでくれる人達いるじゃん」(1/2 ページ)

無条件の愛情を受けた経験は、いつまでたっても心の支えになってくれるもの。

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 心がほっこりする日常の一場面を切り取ったツイートを、イラストともにご紹介する企画「すてきな実話」。今回は、読むとおじいちゃんおばあちゃんに会いたくなる、たいやきさん(@ADuNPpTYEIjuUX9)の思い出話です。

(イラスト:野田せいぞ

「私なんで生きてるのかな」に答えをくれたのが……

「私なんで生きてんのかな」って思ってた時期があったのだが、ふと「私が生きてるだけですっごい喜んでくれる人達いるじゃん」と思い立って時間ができると遠方に住む祖父母を訪ねていた時期があった。ただ私の顔を見るだけで物凄く喜んでくれて一緒に茶摘みしたり茶揉みしたり干芋作ったりした

(たいやきさんのツイートより)

 たいやきさんが、自分が生きている理由について思い悩んでいた時期、祖父母がその答えを教えてくれたといいます。

 時間ができる度に何度も会いに行っているのに、孫であるたいやきさんの顔を見るだけで何度でも同じように喜んでくれて、一緒に茶摘みをして、干し芋を作って、楽しい時間を過ごして……。「単に自分が生きている、それだけで喜んでくれる人がいる」と実感できたのは、たいやきさんにとって非常に大きな出来事だったといいます。それは心の中に積み重なり続けていて、今なお自分の救いになっている、とのこと。

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 それからずいぶんと時間がたち、2児の親になったたいやきさん。当時は「どうしてお父さんが、おじいちゃんおばあちゃんに会ったお礼を言うんだろう」と不思議に思っていましたが、今ではそれが分かると言います。自分の両親が心の底から喜んでいて、その表情を見るのはそれ以上に幸せなことなのだ、と。

 「今では祖父母も祖母を残して亡くなってしまい、会いに行けるはずの祖母ともコロナのせいで会えず、まだひ孫の顔を見せてあげられていない。いつか我が子達が何かに悩んだとき、おじいちゃんおばあちゃんの所へ気軽に遊びに行ける世の中だといいな。数十年後もみんなが元気に過ごしてくれているといいな。戦争なんて終わってるといいな」と、たいやきさんは一連のツイートを締めています。

記事:たけしな竜美(@t23_tksn

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