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“マリリン・モンロー完コピ”お騒がせセレブをデザイナーが全否定「大きな過ちだ」 博物館から借用して物議(1/2 ページ)

「ハッピーバースデーミスタープレジデント」のドレス。

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 お騒がせセレブタレントのキム・カーダシアンが、往年の名優マリリン・モンローの印象的なドレスルックをコピー。マリリンのドレスを作ったデザイナーがキムを否定するインタビューが現地時間5月16日に発表され、波紋を広げています。


マリリンのドレスを着たキム・カーダシアン(画像はキム・カーダシアン公式Instagramから)

 キムは2日、ファッションイベント「Met Gala」に、マリリンが1962年に着用したドレスを着て登場。ボディーラインがはっきり分かる、手縫いのクリスタルで飾られた1枚で、現在は博物館に収容されていたものを「マリリン以来初めて」借りだし着用したと本人は自信たっぷりにオリジナルの画像と合わせてInstagramに投稿していました。

 しかしオリジナルのドレスをデザインしたボブ・マッキーはEntertainment Weeklyに寄せたコラムで「大きな過ち」と全面的に否定。「マリリンは女神。クレイジーでありながら、神々しくもあった。ただただ輝かしいのに、誰もその輝きを写真には収められなかった」といかに“マリリン・モンロー”が特別な存在だったかを強調しています。

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ケネディ大統領のパーティーで、この3カ月後に死去したマリリン(画像はキム・カーダシアン公式Instagramから)

 マッキーは「マリリンのために作られ、マリリンのためにデザインされたもの」「他の誰であっても着るべきではない」と苦言。件のドレスは1962年5月、マッキーのスケッチをもとにジャン・ルイがデザインし、マリリンがジョン・F・ケネディ大統領(当時)の誕生日パーティーへ出席するために作られたもの。ケネディ大統領との愛人関係や、2人の関係を暗示させるような場にそぐわない色っぽいバースデーソング、遠目にはヌードに見えるシルエットやカラー、そしてこの出来事からわずか3カ月後にマリリンが謎の多い突然死を遂げたことで、有名な1着となりました。

 一方のキムもただ着るだけではなく、ドレスのため16ポンド(約7.2キロ)の減量を3週間で成功させ並々ならぬ覚悟を持って挑んだと強調。Vogue誌のインタビューには「アメリカ史上、大きな意味を持つドレスだから心から尊重している」「着たまま座ったり食べたり、ダメージを与えるリスクがあることは絶対にしない」とリスペクトを示していました。

 しかし「複製不可能だった」というキムの主張を「無責任で不必要、個人のエゴのために歴史的財産をリスクにさらすべきではない」とPeople誌上で専門家が一蹴するなど、リアクションは芳しいものばかりではありませんでした。本人の投稿にも美しさをたたえる声と並び「マリリンが気の毒」「博物館に飾られたままにしておくべきだった」「あなたにはガッカリ」と辛辣なコメントも投稿されています。

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