美空ひばりさん生誕85周年、「東京キッド」初使用の“ヒップホップ曲”リリース 息子は「母の歌を蘇らせてくれた」
制作者は「いきでおしゃれでほがらかな東京の雰囲気」を発信したかったとのこと。
“国民的歌手”として知られる美空ひばりさんの名曲「東京キッド」(1950年)を大胆サンプリングした、ヒップホップ曲「TOKYO KIDS」が5月27日に配信リリース。ZORNさんや唾奇さんら多くのラッパーとのコラボで知られるDJ TATSUKIさんが制作し、「KANDYTOWN」のIOさんと「YENTOWN」のMoneyHorseさんをフィーチャーしています。
同曲は、2022年5月にひばりさんの生誕85周年を迎えるにあたって企画されたもの。東京育ちのDJ TATSUKIさんは幼少期からひばりさんの曲によく触れていたといい、DJになった後に「東京キッド」を聞き直したところ、その色あせない力に感銘を受けたとのこと。
名曲の力を借りて今の世の中に「いきでおしゃれでほがらかな東京の雰囲気」を発信できないかと考え、ひばりさんの息子で「ひばりプロダクション」代表取締役社長・加藤和也さんの賛同を得て、「ひばり×ヒップホップ」の“初コラボ”を実現させたといいます。なお、ひばりさんの楽曲がサンプリングされるのも今回初めてとなります。
楽曲と並行して制作されたMVでは、松竹から提供を受けた映画『東京キッド』(1950年)に出演するひばりさんの映像をこれまた“サンプリング”。戦後混乱期の東京の街で歌う幼いひばりさんの姿が、現代のDJ TATSUKIさんたちとタイムスリップしてコラボするようなしかけとなっています。
加藤さんは今回の試みについて、「70年も前の『東京キッド』を再発見し、こんなにも素敵にリメイクしてくれた事にまずは感謝したい」とコメント。他ジャンルとの交流が好きだったひばりさんがもし今も存命であれば、「TOKYO KIDS」のようなカッコいいMVなら「今の姿の私でも少し出して」と言ってきたに違いないだろうとし、企画の立役者であるDJ TATSUKIさんに「母の歌を蘇らせてくれた」と喜びをあらわにしています。
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