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映画「キネマの神様」で志村けんさんの代役キャストに沢田研二 ネットでは「一緒にコントもやってたから代役として適任」の声も

沢田さん「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」。

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 山田洋次監督の最新作映画「キネマの神様」の公式サイトは5月16日、W主演の1人として出演予定だった志村けんさんに代わり、沢田研二さんの出演を発表。この日は、志村さんが3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去して四十九日となる日です。

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今回の発表に際して「前を向いていく思い」を込めたメッセージビジュアルを公開 (C)2021「キネマの神様」製作委員会

 「キネマの神様」は、無類のギャンブル好きで家族にも見放された主人公・ゴウに“映画の神様”が奇跡をもたらす愛と友情の物語。若かりし頃のゴウを菅田将暉さんが演じ、現代のゴウを志村さんが演じる予定で、3月末には過去パートの撮影が終了し、4月から現在パートの撮影に入ろうとしていたところ、志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎で逝去していました。

 その後、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止の観点から撮影は見合わせとなり、志村さんの代役は調整中となっていましたが、公式サイトの発表では「この作品の撮影を無事に終わらせ、作品を完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ」と沢田さんのキャスティングに至った思いを説明。撮影再開については調整中で、公開は当初予定されていた2020年12月を見送り、2021年で調整しているそうですが、「映画を映画館で安心して見ることができる日を願い、キャスト・スタッフが改めて一致団結し、作品の完成を目指します」と前向きな思いがつづられています。

 志村さんとは、かつて同じ事務所の先輩後輩関係であり、「8時だョ!全員集合」(TBS系)や「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)でのコント共演、ラジオ番組「沢田研二・志村けんのジュリけん」(文化放送)でのレギュラー共演などもした沢田さん。この発表に際して、「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」とコメントを寄せています。なお、沢田さんは今回14年ぶりの映画出演で、山田監督作品への出演は1982年の「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」以来38年ぶりとなります。

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「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」では、後に妻となる田中裕子さんとも共演(Amazon.co.jpから)

 志村さんとの共演経験も多い沢田さんの代役決定についてネットでは、「一緒にコントもやってたから、代役として適任」「きっと志村さんも納得の代役、思いも繋げてくれるに違いない」「これは胸熱」「天国の志村さんも嬉しいだろうなぁ」「見に行かざるを得ないやんか、こんなん……」といった肯定的なコメントが数多く見られました。また、「沢田研二さんとか志村けんさん似てるかも」「そういえば若い頃の沢田研二とシムケンってそっくりだもんね」という指摘もありました。

五月アメボシ

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