イギリス王子と米大統領の息子が恋に落ちる　人気BL小説の実写映画「Red, White & Royal Blue」主演キャストが発表（1/2 ページ）

　イギリス王子とアメリカ大統領の息子が恋に落ちるロマンス小説をもとにした映画「Red, White & Royal Blue」（原題）で、英俳優のニコラス・ガリツィンと米俳優テイラー・ザハール・ペレスが主演を務めることが6月2日に発表されました。

　同作はケイシー・マッキストンによる2019年のベストセラー小説『赤と白とロイヤルブルー』が原作。米大統領を母親に持つアレックスと、イギリスのロイヤルファミリーの一員、ヘンリー王子が次第に引かれ合う、海をまたいだ壮大なBL物語となっています。

　原作発売前から映画化の権利争いとなり、2019年4月に米アマゾン・スタジオが落札。2021年10月には、トニー賞を受賞した劇作家で、映画「ボディーガード」（1992年）のリメイク版で脚本を手掛けたマシュー・ロペスが監督と脚本を担当することが公表されていました。

　ヘンリー王子を演じるニコラスは、2021年に映画「シンデレラ」（Amazon Prime Video）の王子役を熱演。アレックスを演じるテイラーは、映画「キスから始まるものがたり」（Netflix）の2作目と3作目でマルコ役を演じたロマコメ経験者です。また2人を支える他キャストに、レイチェル・ヒルソンやサラ・シャヒ、「ハリー・ポッター」オーディオCDの朗読者スティーヴン・フライらも発表されています。

　近年は各国でBLドラマムーブメントが到来。台湾で2017年から始まり社会現象を巻き起こした「HIStory」シリーズや、Twitter世界トレンド1位で話題となったタイの「2gether」。韓国では「君の視線が止まる先に」でBLブームに火が付きます。さらに米ユニバーサルは2021年3月6日、ハリウッドの大手スタジオで初となるBL映画「BROS」を制作。自身もゲイと公表する俳優ビリー・アイクナーが主演を務めます。

　また日本でも、俳優の田中圭さんと吉田鋼太郎さん、林遣都さんが三角関係を織りなす「おっさんずラブ」シリーズや、西島秀俊さんと“乙女な”内野聖陽さんが繰り広げるグルメストーリー「きのう何食べた？」、赤楚衛二さんと町田啓太さんの美しいビジュアルが話題となった“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などが話題に。全てテレビドラマのヒットを経て劇場映画化される人気となっています。